会報 第6号

第6号 2010年3月10日発行

no06

3・20~5・15へ!
アフガンーイラク反戦・国鉄・沖縄・三里塚決戦に勝利し、民主党・連合政権打倒へ!
労働者・兵士は共に決起しよう!

資本主義の時代は終わった。大失業と戦争が世界中の労働者におそいかかっているこの現実の中にそれは明解だ。労働者は、資本家を救済するために生きている存在ではない。資本主義の最末期的危機の中に、労働者が主人公になる次の社会が準備され、その担い手も準備されている。それが労働者階級だ。
新自由主義の世界的破綻は、帝国主義国における基幹産業を次々に倒産させ、それが世界的規模で連続的に起きている。リーマンの破綻、最大の基幹産業GMの破綻、JALの破綻、トヨタの経営危機などがそれを明快に示している。二番底、三番底に突き進む世界恐慌は、プロレタリア革命によってしか出口がない。
人類の全歴史が古い社会を革命によって新しい社会を創り出してきたように、労働者階級人民を生きさせられないというところにまで行き着いた資本主義社会は労働者自身の事業として新しい社会につくりかえていくしかない。それがプロレタリア革命だ。
労働者階級はオバマや鳩山に一ミリの期待など抱いていない。80年代以降強行されてきた新自由主義政策に対する怒りの爆発として共和党や自民党が打倒された。だがそれらにとって代わったオバマや鳩山によって社会が根底から変革されたのでもなければ、労働者階級が帝国主義社会を根底から転覆させたものでもない。それはプロレタリア革命によってしか社会を変えることは出来ない。その入り口が3・20イラク反戦世界一斉デモから5・15沖縄闘争にいたる一連の3~5月の日本と世界の階級闘争の爆発である。動労千葉は3・1 ~2第二波48時間ストを貫徹した。このストはその狼煙である。
動労千葉が掲げる「検修業務全面外注化阻止!」「反合・運転保安闘争」は、全産別と全職場・生産点を貫く全労働者階級人民にとって命と生活をかけた反戦政治経済闘争である。23年間にわたる国鉄千四七名解雇撤回闘争は第二次国鉄決戦として原則的に爆発する。沖縄普天間問題は日米ともに完全に破綻している。それは同時に米の世界戦争政策である米軍再編をも完全な破綻の危機に叩き込んでいる。米軍は志願制ではもはや維持できず、自衛隊は兵士の再々任期継続の続出で「高齢化」し軍隊として内部崩壊が進行している。国家の暴力装置である軍隊の崩壊という極限的危機の中に帝国主義の終わりがある。沖縄米軍基地全面撤去が沖縄県民と全労働者階級人民の回答だ。オバマ政権、民主党・連合政権に未来はない。未来は労働者階級と兵士の決起と闘いの中にある。青年労働者・兵士を先頭にそれをわれわれのものにしよう!

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第二波ストを貫徹! 闘いはこれからだ!
検修業務の全面外注化阻止・1047名解雇撤回!

動労千葉新小岩支部長・佐藤正和

 ライズ読者の皆さん、はじめまして、動労千葉で新小岩支部長をしている佐藤正和といいます。深い悲しみと、それを数倍上回る固い決意の中でこの原稿を書くことになりました。
俺たち世代の「おやっさん」である、動労千葉の中野洋常任顧問が3月4日の10時に亡くなりました。癌との4年にわたる闘病の苦闘の中で、みんなを鼓舞激励しつづけた、頑張り抜いた、その顔はとても安らかでした。「おやっさん」の魂、意志を引継ぎ、闘い抜く、動労千葉は今、燃えています。
わたしたちは、2月1~2日、外注化阻止の第一波ストライキ、3月1~2日に第二波のストライキを闘いました。この闘争過程で、動労千葉の平成採の青年労働者6名の感動的な成長した決起があり、新たに2名の仲間が動労千葉に結集しました。こうして検修・構内業務外注化4月1日強行実施を止める大きな勝利を切り開きました。
これは、この闘いを、第2次分割・民営化反対闘争として、再び渾身の力をふりしぼって立ち上がるときがきたと、一度や二度のストライキでは終わらない数年がかりの大闘争となると肚を据えて闘ったがゆえの勝利です。ストライキの中心となった幕張支部は、組合員の決起をおさえこむ職制の弾圧などなんのその、意気軒高とストを貫徹し、支部役員の相次ぐ配転という組織破壊攻撃を団結の強化で打ち砕きました。数千人の機動隊に取り囲まれる中でぶちぬいた、25年前の国鉄分割・民営化反対のストライキを彷彿とさせました。
外注化とは、JRを数百の子会社、孫会社に分割し、無数の労働者を非正規職に突き落とす、新自由主義の政策の核心的攻撃です。それがもたらすものは言うまでもなく、第2の尼崎事故です。だが、団結し闘えば、外注化は止められる。一切は労働組合の問題です。「あきらめ」を組織するのか、困難な道でも、自分たちの力(労働者の力)を信じ、闘うのか。勝利の展望は自分達自身の闘いの中にあると、確信した今回の闘争でした。
また、これまでの労働運動が突き当たってきた、反合理化闘争、その下に労働運動がどんどん変質してきた壁を本格的に乗り越える、そこに挑戦しようという、動労千葉の反合・運転保安闘争の真価をかけた闘いでした。
しかし、すべてはこれからです。JR資本の外注化は、ますますエスカレートしてくるでしょう。そして、1047名闘争が重大な正念場を迎えています。現在進められている「政治解決」は、解決などでは断じてなく、闘争の解体です。国鉄の分割・民営化、ここから日本における新自由主義の攻撃が始まった。いまにつらなる、貧困、ワーキングプア・・分割・民営化から始まった。であるならば、わたしたち、俺たちには闘う責任があるということです。労働者と労働運動の未来を左右する闘いである以上、原則を絶対に曲げてはいけない、「解雇撤回」「民営化反対」の旗を高く掲げて闘い抜くということです。ボロボロなのは、今にも崩れ落ちそうなのはどっちなのかということです。
終わりに、労働者兵士行動委員会の同志たちに、「甦る労働組合・中野洋著」から。「難しくはない。団結して立ち上がれば道は切り開かれる。侵略戦争を阻む力もそこにある。そのために、労働組合を甦らせ、労働運動の現状を変革することだ。それこそが今、最先端の変革である。闘うことはけっこう楽しいものだ。朗らかに闘おう」!連帯を込めて。(東京会員)

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投稿
労農同盟の飛躍的強化が、2・25天神峰現闘本部判決公判で「仮執行」を完全に粉砕した!

東京読者・S

2月25日、反対同盟の天神峰現地闘争本部の撤去と土地の明け渡しを求め、NAA(空港会社)が提訴した裁判の判決があった。結論から言って、判決内容は白を黒と言いくるめる矛盾に満ちた極めて反動的なものだ。
現闘本部は、一九六六年に「空港絶対反対・農地死守・実力闘争」の不抜の拠点として、反対同盟自身の手によって建てられた。地主であった元反対同盟副委員長の石橋正次の脱落以降も地代を払い、領収書もある。「どのように使ってもらってもかまわない」という石橋が書いた念書もある。一九六六年に建てられた木造建築の建物は、現存している。反対同盟にすべての権利があることは明らかだ。絶対に許せないことは、この明々白々の事実を真っ向否定し、現闘本部撤去の結論を引き出すために、事実をねじ曲げて捏造していることだ。
(写真 2・25反動判決弾劾)

反対同盟が、成田空港廃港まで現闘本部を使用することを反対同盟の総意で決定したことについて、「メモ、覚書がない」といい、石橋が書いた念書や領収書の存在に関しては、「脅されて書かされたもの」としている。しかも、増築前の木造建物の存在について、再三の現場検証要求にも応じようとしない。木造建築の建物の存在が明らかになれば、事実をねじ曲げたり、捏造することは不可能だからだ。北原事務局長が、25日当日の法廷内で机をたたいて弾劾したように、「これはもはや裁判ではない」。反対同盟はこの間、当然にも裁判長仲戸川の忌避を申し立ててきた。しかし、仲戸川裁判長は、自ら申し立てを却下するという恥知らずなことを平然とやっているのだ。
しかし、この日の判決で「仮執行」をつけることはできなかった。国家意志をむき出しにし、国交省・NAAと一体で、判決確定前に現闘本部撤去をいつでも執行できる「仮執行」の目論見を完全に粉砕したのだ。「闘って仲戸川を追いつめた」(萩原進事務局次長)のだ。この勝利は、労農同盟を軸に全人民が団結すれば、必ず勝利できることを証明している。国交省・NAAの目論見は完全に破綻し、空港建設がもたらす反人民性をますます明らかにしている。

鳩山民主党・連合政権は、大恐慌が激しく進行する中で、労働者階級人民にすべての矛盾を転化し、延命しようとしている。しかし、国鉄・三里塚・沖縄・法大の決戦化とその勝利的前進が、ぎゅうぎゅうと民主党・連合政権の首を締め上げている。この決戦の勝利の展望が資本主義・帝国主義への怒りをもつすべての人民の怒りと結びついた時、この腐りきった資本主義を必ず打倒できる。この労農同盟の発展をとおした全人民の総決起で、控訴審闘争をたたかい、NAAの目論見を粉砕し、仲戸川の反動的正体を徹底的にあばきだし、民主党・連合打倒へ進撃しよう。
現闘本部裁判における「仮執行」粉砕の勝利に続き、第3誘導路建設と一体の「団結街道」廃道化攻撃を絶対に粉砕しなければなりません。3・28全国総決起集会に大挙結集し、三里塚闘争の歴史的勝利をきりひらこう。

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■普天間基地撤去・辺野古新基地阻止!4・28―5・15沖縄闘争に総決起を

パンドラの箱を開けた鳩山政権


(写真 ◎60年安保闘争=国会を包囲する労働者・学生・市民◎)

いま、鳩山政権は日米安保体制の根幹をなしている沖縄米軍基地、普天間基地「移設」、辺野古新基地建設をめぐってグラグラだ。この情勢は8・30衆院選で自民党政権を崩壊させた沖縄・本土の労働者階級にしっかりと握られている。
米軍再編とは沖縄県民の基地被害の「負担軽減」問題ではまったくない。「負担軽減」というペテン的な言辞で米政府のアフガン・イラクでの敗勢を建直し、米軍再編=米軍・自衛隊の一体的融合をなそうとする、日米同盟の大エスカレーションそのものである。
沖縄県民の怒りは頂点に達している。衆院選での沖縄全選挙区からの自民党議員の一掃、2万1千人を結集した11・8県民大会の爆発、そして1・24名護市長選での基地反対派市長の誕生。2・24には県議会で「普天間閉鎖・県内移設反対」の意見書が全会一致で決議された。それは戦後の歴代自民党政権の安保・沖縄政策に対する歴史的な抵抗の究極的爆発に行き着こうとしている。求められていることは「移設」などではなく、沖縄労働者階級と固く団結し、基地撤去・閉鎖、日米安保粉砕を貫徹することだ。
稲嶺恵一前県知事も「鳩山政権はパンドラの箱を開けてしまった。沖縄県民のマグマはもう止められない」と正直に消耗感を吐露している。「成田の二の舞にするな」ともいわれている。しかり、成田(=三里塚)、国鉄(闘争)・動労千葉のように闘おう!
◆資本主義防衛のための最後の砦・日米同盟
戦後の米軍による日本占領を終わらせるサンフランシスコ講和条約(=沖縄の分離支配)と同時に締結された日米安保条約について、調印から批准・発効を主導した吉田茂元首相は、自著の『回想十年』で次のように述べている。
「講和に伴う占領軍の撤退後における日本防衛の空白を埋めるのには、あれ以上の良策はなかった」「安全保障条約は、飽くまでも暫定的な措置。日本の自衛力が十分強化されたとか、国際情勢が著しく緩和されたとかによって、いつでも終了させ得る」、と。
それはまさしく、日米共同で日本と世界の資本主義体制の軍事的防衛ということに尽きる。戦後の「55年体制」は49年中国革命と50年朝鮮戦争の硝煙、国内での共産党弾圧と労働現場でのレッドパージ、階級的団結の破壊、戦後革命の絞殺を背景に成立したのだ。
「(この条約の必要が消滅すれば)いつでも消滅させ得る」との吉田の記述は、改悪安保条約最終条(第10 条)でも確認されている。この条項を金科玉条のようにして日本共産党は、「米国へ通告すればいつでも安保は廃棄できる」と「通告」という手続きで安保破棄が可能かのようにいいなし、議会主義に転落し労働者階級の闘いに敵対しつづけてきた。そしてこんにち、「建設的野党」を標榜し鳩山政権を支え、「ルールある資本主義」を説教する資本主義の救済者になりさがった。

◆自衛隊幹部の「クーデター発言」弾劾
大地震を口実にした自衛隊の「ハイチPKO派兵」もPKO5原則さえも無視して、強引に国際協調をごり押しする民主党政権の正体を顕わにした。社民党はいとも簡単にこれに追従するていたらく。中谷元防衛庁長官は「自民党が野党の方が防衛政策は前進する」といい放ち、恒久派兵法の国会提出を虎視眈眈と狙っている。
こうしたただなかで、2月10日の陸上自衛隊・王城寺演習場での日米共同演習の開始式で、陸自第44普通科連隊長の中沢剛1佐が「同盟関係は『信頼してくれ』等という言葉で維持されるものではない」と訓示し、昨年の日米首脳会談で鳩山首相がオバマ大統領に普天埋設に関して「わたしを信頼してほしい」といったことを公然と批判した。これは自衛隊幹部によるファシスト的クーデター発言そのものだ。絶対に許せるものではない。
日米同盟を鳩山政権は、「深化・発展させる」と政権成立直後から公言している。「駐留なき安保」論とは改憲と一体で自衛隊の国軍化と日米安保の深化そのものだ。道州制は360万公務員首切り・労組解体の一方で、「沖縄単独州」を核心とする沖縄の永久基地化・安保強化の大攻撃だ。
日本の労働者階級人民は、60年安保、70年安保・沖縄闘争、その後の沖縄5・15「復帰」体制をゆるがす闘いで常に日米安保体制〓在沖米軍基地と闘いぬいてきた。それは改憲を阻止する闘いそのものであった。その核心に沖縄の労働者人民の闘いが貫ぬかれていた。沖縄は安保とその実態としての米軍基地との連綿とした対決の歴史を刻んできたのである。95年少女暴行事件は積もり積もった沖縄の怒りに火をつけ、「復帰」以来最大級の10万人決起で日米支配者に回答し、辺野古新基地を拒否しつづけた。自民党政権は打倒され、「県外・国外移設」を無責任に叫んだ民主党・連合政権はついに「パンドラの箱」を開け、沖縄の怒りに火を放ってしまった。沖縄のマグマの総爆発がいまはじまろうとしている。

◆階級的労働運動の力で安保粉砕・基地撤去へ
時代は世界恐慌という末期資本主義の終焉の時代を迎え、わたしたちは「資本主義の時代は終わった」「階級的労働運動の力で革命を」というこんにち的な認識をもつに至った。日米安保・米軍基地撤去こそその導水路にほかならない。日米安保体制は労働現場と労働者階級総体を覆っている暴力的な、しかも最後の労働者支配の砦なのだ。
大恐慌下の10春闘で職場で非正規職撤廃・生活防衛の実力ストライキを闘おう。72年「沖縄返還協定」の欺瞞をあばき獄中で闘う無実の星野文昭さんは、沖縄―本土の分断を乗り越える階級的懸け橋である。奪還しよう。
大恐慌下で闘う在本土沖縄出身労働者、沖縄労働者階級と団結し普天間撤去・新基地建設阻止しよう。
日米韓労働者の国際的団結で日米(米韓)安保粉砕・米軍基地撤去を闘おう。国鉄1047名解雇撤回、民営化・外注化阻止をストライキで闘う動労千葉を先頭とする階級的力こそ、この大闘争の核心だ。3・28軍事空港反対をかかげ、労農学連帯・農地死守と貫く三里塚農民とともに、4・28~5・15沖縄―本土をむすぶ新たな安保・沖縄闘争の爆発で民主党・連合政権に引導を!

(沖縄―本土をむすぶ労働組合連絡会・直井誠・東京会員)

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《自衛隊の内定取り消しと解雇》

会員 岐部

【転職できない自衛官】

ライズ3号・4号の『自衛隊の募兵活動の強化(上・下)』では大失業が青年たちを自衛隊に向かわせている「経済的徴兵制」問題と、07年度に創設された自衛隊の「ハイスクールリクルーター」制度(全国で高校や専門学校650校が自衛官募集協力校として登録)などによる募兵活動の強化についてレポートしました。
そこには「戦場に送られる怖さよりも就職できない怖さ」で入隊した青年の存在がありました。 この青年たちを取り巻く雇用環境は、もう一方で、隊内で取得した資格で転職しようとしても外に転職先がない。こうして自衛隊から出るに出れずに任期を延長する隊員を生み出しています。
この状況に対して防衛省・自衛隊当局は「部隊の精強さを保つ」ためとして兵士を選別し不要とした兵士を解雇・追放する。この攻撃は基本的に既に始まっていると考えられます。

【自衛隊の内定取り消し】

今回は自衛隊における青年労働者の「内定取り消し」や「選別・解雇」につながる問題についてレポートします。
2月7日付け『朝日』関東版に「任期制自衛官超狭き門」「転職難、新人枠を圧迫」の見出しの署名記事が掲載されました。
記事によると、08年度の「任期制自衛官」採用試験の受験者が2万300人。そして約8800人が「仮合格」。
しかし「同年秋に米大手証券が経営破綻したリーマン・ショックの後、採用内定取り消しや非正規社員の雇い止めなど、民間の雇用情勢が急速に悪化すると、隊内では満了後も再度任期を継続する隊員が続出。
当初計画の半分程度の約4600人しか採用できなかった」。「…合格したのに採用されない『入隊保留者』が約520人も発生する異常事態」とありますが、そもそも4200人の「内定取り消し」をしたということです。
大恐慌・大失業の現実は自衛隊に応募した青年労働者に内定取り消しとしても襲いかかっています。これらの事態の意味をさらに見ていく前に「任期制自衛官」とは何なのかを次に見ていきます。

【任期制自衛官制度】

多くの国で「有事の急速かつ大量の兵員確保」のために予備役制度があります。日本の場合は元自衛官(の志願・選考)による即応予備自衛官(18~31才)と予備自衛官(18~36才)、そして自衛官未経験者(志願・選考、試験)による予備自衛官補(一般は18~33才、技能保有者は18~52才、54才)の3つの制度があります(旧軍では予備役と後備役と補充兵役がそれにあたります)。

それに対して、通常の「防衛出動」「治安出動」「災害派遣」等での「厳しい環境下の任務」に耐えうる「若く体力に優れた隊員」即ち「部隊の第一線の人材を確保する制度」が任期制自衛官制度です。
受験資格は18~26才で学歴は不問ですが高卒の応募者が最多です。
陸自は2年、海自・空自は3年を1任期とします(2任期目以降は各2年)。入隊すると2等陸・海・空士(2士)に任命され、約9ヶ月後に1等陸・海・空士(1士)に、更に1年後、陸・海・空士長(士長)に昇進します。
1任期満了時には2年で約60万円(陸)、3年で約93万円(海・空)の退職手当が支給されます。 2任期満了時は約130~137万円の退職手当が更に追加支給されます。
任期制自衛官がその後も隊内で勤務しようとするなら、士長の階級のまま2年任期の更新で任務を継続をするか、或いは選抜試験を受けて3曹に昇進するかです。
3曹からは定年制になり、3曹と2曹の定年は53才。1曹~1尉は54才…と続きます。

【「辞めない任期制自衛官」問題】

自衛隊では自動車整備士、大型特殊運転免許、救急救命士、准看護師、ボイラー技士、電気工事士、パソコン検定、調理師免許など部隊での業務に必要な特技や各種資格を取得できます。
応募者にとっては入隊中に取得した資格を任期満了後に民間企業への転職に生かせるのが利点でした。
バブル期の89年度は25万全自衛官の30%にあたる7万5千人が任期制自衛官でした。資格を手にして民間企業に転職していくなど若い隊員が2~3年周期で大量に入れ替わる「新陳代謝」がなされていました。
ところがバブル崩壊後には、任期満了後も隊内に留まる隊員が急増しました。最初の2~3年で辞めないで任期を更新する自衛官は90年度では40%だったのが93~02年度の間に70~80%に及びました。
09年度の防衛省の任期制自衛官の採用予定者数は2550人。これは08年度当初(8800人)と比べて30%。前述したように08年度は任期を更新する任期制自衛官が続出し内定取り消しを4200人にしたため、09年度には定員を大幅に減らしました。20年前の89年度(2万1250人)と比べたら12%です。
これらの結果、01年度から08年度にかけて「士」の平均年令が21 ・9才から22 ・5才に、「曹」は36 ・9才から37 ・3才へと上昇しています。「防衛省の担当者は『現在の景気では、任期を満了した隊員が辞めない傾向は当面続くだろう』と述べ、隊員の高齢化への対応がない現状に、危機感を募らせている」と。

これが『朝日』の記事の結語です。まさに悲鳴を上げている訳ですが「第一線の自衛官の高齢化」問題は防衛省・自衛隊当局にとっては、そんな簡単な問題ではありません。
旧軍の例が妥当かどうか疑問も残りますが敢えて挙げます。38年の中国派遣軍では現役兵が11%、他の兵役の「老兵」が89%。これに比べて陸軍総兵力の中で現役兵の占める割合が37年で37%。38年は54%でした。
当時の軍中央は中国派遣軍の虐殺・強姦・略奪・対上官犯(上官への抗命)を「老兵より現役兵並に若年の補充兵」「戦争に於いては若き者程精神力あり…未熟なりとも若年層は優れり…指揮亦容易なり」と彼らなりに総括しています。そして39年は68%、40年は72%と現役兵を増加させていきました。
「生涯の就職口ではなく、期間限定なので若い隊員を確保しやすかった(陸自幹部)」と言われ、定年がなく2年更新で「期間限定」で使い捨て扱いにされてきている任期制自衛官制度は資本とその国家による労働者支配そのものです。
資本とその国家と軍幹部が「精強」「若さ」「従順」を徹底的に求める戦闘行動の直接の担い手である任期制自衛官の「高齢化」問題に対して、隊内で既に人員整理・再任用拒否とそのための肩たたき・解雇攻撃が始まっていると考えられます。
従来の対米「従属的」な日米同盟から対抗的な「血を流す軍事同盟」に質的に飛躍させようとする小沢・鳩山民主党政権は、自衛隊の「精強」軍隊化=実戦的軍隊化に拍車をかけています。
行政刷新会議の「事業仕分け」で隊員増員は一旦見送ったもののヘリコプター搭載護衛艦(ヘリ空母)建造の予算は計上。「破綻国家の国づくりに対応する第4世代型」の陸自ハイチPKO派兵への踏み切り。これらはその一環です。更なる海外展開を見据えた軍事力強化に向かっています。

米国防総省は今や国防戦略の上で「志願兵制度の維持」に汲々としています。
青年はじめ全労働者とその家族に襲いかかっている大恐慌と戦争の現実と闘いに隊内外の垣根も国境や民族の壁もありません。世界の労働者・兵士と結びつき「自衛官との団結は職場の団結から始まる」の闘いを前進させましょう。
国鉄・沖縄・三里塚・法政を拠点に3・20イラク反戦全世界一斉デモへ。この闘いの一環として、西郡・尼崎・関空闘争=こくが7選勝利を。
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 資本家が自治体を食い物にしてきた結果の大借金
空港=資本家の金もうけの犠牲になってたまるか!

関西新空港絶対反対泉州住民の会事務局長 泉佐野市議会議員 国賀 祥司

泉佐野市は、夕張市に次ぐ赤字をかかえ、昨年「早期財政健全化団体」になった。その原因は、1700億円もの空港関連事業だ。事業のために900億円も借金した。
空港関連事業は、空港連絡道路関連の道路、農道、水路工事、りんくうタウン浸水対策事業、南海連立事業、コスモ計画など数百事業にもなる。
その結果、ゼネコン、銀行、企業など資本家が大もうけした。地元自治体に国・府の承認のもと巨額の借金(起債)をさせて、空港関連事業を食い物にしてきたのだ。
すでに破たん状態の関空から思うように税収が入らず、地元泉佐野市には巨額の借金だけが残った。泉佐野市は、これまでも職員を250名も削減し750人に減った。福祉は全廃し、公共料金を大幅に上げてきた。
しかし早期健全化団体になった。これは職員と市民の責任ではない。完全に国と資本の責任だ。

《資本家救済のために労働者住民に一切の犠牲を集中する政治を根本から変える時が来た》

2月24日「泉佐野市財政健全化計画」が臨時議会で市議され、賛成12、反対8で可決された。国賀は、多くの労働者、市民と一体になって「許さないぞ!」と反対した。「財政健全化計画」なるものは、今後19年間で市職員を188名も削減、2年後から職員給与15%カット、小学校2校の廃校と用地売却、公立保育所の民営化、幼稚園との統合、市立病院の独立行政法人化、図書館や保健センターの民営化、3年ごとの公共料金値上げなど、リストラと民営化のオンパレードだ。これは激しい道州制攻撃そのものだ。泉佐野市は関空が原因だが、どこの自治体も似たり寄ったりだと思う。とことん資本家だけを潤すための政治であり、行政のありようなのだ。
健全化計画を許せば、夕張市のようになり、市職員にとっても10万市民(労働者とその家族)にとっても、泉佐野で生きていけなくなる。労働者、市民は必ず起ち上がる。闘いはこれからが本番だ。
反撃は始まっている。国賀と泉州住民の会、関西合同労組泉州支部は、民営化や廃止と言われている病院や保育所、図書館、公民館などの現場労働者に働きかけ、絶対反対の団結をつくり阻止する闘いをやっている。すでに市役所、保育所、病院労働者の間には、健全化計画への怒りと同時に、闘わない自治労、自治労連執行部への怒りがまきおこっている。現場労働者が絶対反対で固く団結して闘えば、八尾北医療センター民営化反対闘争のように、民営化など粉砕することは全く可能なのだ。この闘いが革命闘争だ。

《5月市議選、こくが議員7選に勝利するぞ! 国鉄、三里塚、沖縄、法政と一体で、道州制粉砕、関空軍事空港化粉砕の労働者の決起をつくりだす》

市長はじめ全議員が、「赤字の原因は空港関連事業」と認めながら、「財政再建してみせます」と主張している。関空と資本主義の延命に協力します、と言っているようなものだ。国賀だけが、関空と民主党・連合政権を打倒しよう!その中に泉佐野市の未来がある、と呼びかけている。 共産党まで自民党の新田谷市長といっしょになって「財政再建に努力します。国・府に支援を求めます」などと言っている。若手のある議員は、「行政と市民との連携、NPOの活用で、もっと短期に健全化しよう」などと「新しい公共」の立場から健全化計画に反対した。彼らのやり方は、市長よりも激しく労働者のクビを切り、賃下げ、すべてを民営化するやり方だ。労働者住民を犠牲にして資本を救済するものでしかない。
10万泉佐野労働者と関空は非和解だ。橋下知事の「関空への米軍基地受け入れ」発言には、会う住民全員が「もってのほか」と怒っている。
5月市議選に勝利し、その闘いで「財政健全化計画」=橋下「道州制」粉砕、関空軍事空港化粉砕の10万労働者と家族の底の底からの決起を作り出す。そして闘う労働組合をつくる。一切を握っているのは労働者だ。団結して闘おう!
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◆訂正とお詫び◆

「前号6頁の見出し『09年東京ユニオンの闘いと動乱の2010年へ!』は、『東京西部ユニオン』の誤りです。 訂正とともに関係者の方々にご迷惑をおけしたことをお詫びいたします。」

会報 第5号

第5号 2010年1月10日発行

no05

労働者の社会を掴み取るために職場に闘う仲間を作りだそう!

「自衛官との団結は、職場の団結から始まる」
これは、職場の労働者との団結は、同じ労働者である自衛官との団結に繋がると確信したからだ。
私たちは、自衛官やその家族へ呼びかけを行なってきた。隊外から言葉で訴えることは簡単だ。しかし、その言葉に重みがなければ彼らの心には届かない。愛国心教育や監視の目がきつい隊内では、戦争への問題意識や政府批判を口にすることさえできない。
では、自らが職場の労働者に対し、自衛官に訴えているように実践できているのかどうかということだ。
複雑な人間関係が渦巻く職場の中で、団結を呼びかけたからといって、簡単に固い絆はできない。表面上は人間関係の良さを見せかけていても、国の体制や戦争・社会問題について話しを持ち出すと、「固い・真面目」または「左翼ですか」と言いだす人もいる。
真剣に今の社会について考えてもらいたいし、一緒になって闘ってほしいという思いで訴えるほど、なぜか自分だけが浮いているように思えることもある。
私利私欲のためでなく、社会を良くするためにやっているのに何故なのかと悩んだりもする。あきらめそうになる一方で、「こんなことでは職場の仲間や、むしろ自衛官たちとも団結なんかできっこない」という思いに駆られる。
行動に出なくても同じ労働者として共感を持ってくれる者もいることは確かだ。
多くの人は、当たり前にやってきたことを、突然変えられたり批判されることで混乱や不安、または反抗したりと防御反応がでる。
それと同じで、今まで資本主義社会の中で育ってきて、それが当たり前の社会になっている。
確かに資本主義は、社会の発展に貢献をしてきた面がある。その上に、良くも悪くも今がある。
しかし、「勝ち組・負け組み」に言い表せられるように弱肉強食の社会のなかで、弱い立場のものは切り捨てられ、人は人を蹴落としていく。そのような社会に耐えられず精神病を患ったり、生活不安に陥ったりと自殺者も昨年以上に増えているのがこの国の現状だ。 私はこのままの社会がいいとは思わないし、この社会をみんなの力で変えたいと考えている。そのためにはまず、隣の労働者と向き合うことが大切だと考える。労働者という同じ立場である以上、訴え続けることにより、自らが変わったようにやがて相手も変わる可能性があるからだ。 昨春、この会も大きく舵をきった。会員や読者の中には、様々な思想や取り組んでいる運動が違う方もいる。しかし、社会を良くしたいという思いはみんな同じだ。
今の社会を変えるために、全国や世界の仲間と知恵や力を合わせて闘っていきたい。
(事務局 三尾)
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 国労5・27臨時大会弾圧裁判、判決!
懲戒攻撃を粉砕し、検察側控訴を断念させる大勝利を勝ち取る !

京都会員・見谷

 国労福知山分会の原田隆司さん(本会員)へのJR西日本の処分策動を許さない!

★検察側が控訴を断念!

 11月27日、東京地裁刑事第10部(植村稔裁判長)が下した国労5・27臨大闘争弾圧(※)の判決は、5・27被告団の勝利を刻むものとなりました。国鉄1047名闘争(※)の正義が国家権力を圧倒し、国家権力と国労本部に大敗北を強制しました。
被告1人に無罪。本会員の原田隆司さん等に罰金刑という判決内容でしたが、12月12日には、検察側が控訴を断念。懲役攻撃は完全に粉砕されました。
最大の勝利は、被告団の5・27当日のビラまき・説得活動を正当な組合活動と裁判所に認めさせたことです。
検察と国労本部は、一貫して「被告団の行動は労働組合活動ではなく、多数の威力をもってする暴行事件(暴力行為等処罰法)である」として、なぜ被告団が決起したのかということを論証抜きで有罪を主張してきました。
★警察への売り渡し!

特に、02年に政府と各政党が闘うのはもうやめろ、と国労本部に迫ってきた「4党合意」を国労本部が飲み、1047名解雇撤回闘争を解体するために、被告団の存在と闘いを恐れ・・何よりも闘う闘争団との結合を恐れた・・積極的に警察に売り渡すという前代未聞の暴挙に手を染めました。組合本部が現場組合員を警察に売り渡すという行為は聞いたことがありませんでした。
これに対して、判決は「(事件の出発点は)労働組合内の路線対立」と断定し、被告団の5・27当日の闘いを、「正当な組合活動」と明示しました。「各被告の暴行が多衆の威力を示して行われたと認定することはできない」として、暴処法の適用も否定しました。本件を「組織的犯行」にデッチあげた検察側の主張が完全に崩れ去りました。

★1047名解雇撤回闘争を守り抜く!

重要なことは、87年の国鉄分割・民営化によって1047名が首を切られた過程や、国労本部が権力と資本に屈服して解雇撤回の闘いを裏切っていった過程や5・27国労臨時大会に際し国労本部が国労共闘(※)を先頭とする反対派を告訴する目的でビデオカメラを準備した事実などを詳細に認定してことです。およそ労働組合にあるまじき悪行に手を染めており、現場組合員が怒りで国労本部を打倒することを、事実上「承認」したものです。
このように11・27判決は圧倒的な勝利を飾ったのです。この勝利は、国鉄分割・民営化が生み出した1047名解雇撤回闘争に責任をとろうとする被告団の闘いが切り開いたものです。
「労働者は闘っても勝てない」と敗北思想をふりまく、連合や全労連のような資本主義体制擁護の労働組合に対して、大きな一撃を与えました。
昨今の賃下げ、首切り、リストラ、そして「派遣切り」など労働者の権利を剥奪し労働者の誇りを捨て去り、文字通り労働者をボロきれのように使い捨てる資本の考え方ややり方はすべて国鉄分割民営化から始まりました。
原田さんたちは、国鉄1047名解雇撤回は単にJRだけの問題だけではなく、解雇され、路頭に放り出されている労働者や学校を卒業しても就職先がなく、希望も未来も失いかけている青年たちの怒りと社会変革の結集軸になる国鉄1047名解雇撤回闘争の存亡に際して人生を賭けて決起したのです。そして緒戦の裁判に勝ちました。
小沢・鳩山政権(民主党・社民党=連合政権)のもとで、裁判の勝敗以上に、私たちは大きなものを獲得したと思います。

★労働者の戦争動員を阻む5・27の闘い!
 更に、1047闘争自体の圧倒的な展望が切り開かれました。1047名闘争には世界を変える力があります。
国家と資本によって労働者の尊厳が踏みにじられる時、侵略戦争の道が開かれます。
労働組合の連合が民主党政権の中枢を担っているこの小沢・鳩山政権が「労働組合」の名によって労働者の団結を踏みにじり、労働組合を破壊して危機に瀕した資本主義を救済するために侵略戦争を本気に開始しようとしています。まさに1047名解雇撤回闘争を守り抜き、国家と資本に打撃を与えた5・27裁判闘争は労働者に希望を与える歴史的な闘いになりました。

★外注化決戦に立とう!

会員・読者の皆さん。JR東日本は10年4月1日に車両検査修繕の全面外注化を強行実施すると提案してきました。動労千葉や動労水戸がJR東日本に存在しますが、この攻撃は、安全よりも労働組合を全面的に一掃するものです。この攻撃を許せば、05年の尼崎事故の「再来」です。国家と資本側からの国鉄分割・民営化攻撃の完成を狙ったものとしてあります。 それは同時に、全社会的にも波及してきます。病院・役所・鉄道など本来は営利事業とは無関係なところも「収益確保」「コスト削減」の名の下でどんどん労働者の賃金や権利が切り捨てられてきます。「事業仕分け」のやり方がその典型です。その犠牲に真っ先になるのが、JRに勤める平成採用の青年労働者をはじめすべての産別の青年労働者です。青年労働者に民営化の矛盾を押しつけて延命しようとする資本は打倒あるのみです。
逆に、外注化決戦はJR体制(分割民営化)を打倒するチャンスです。JRとJR総連・革マルの結託体制(資本と一体となって労働者の団結と闘いを圧殺しようとする体制・・場所を変えれば資本と結託する労組幹部はどこにでも存在する・・)は青年労働者の怒りで打ち倒すしかないです。この闘いは未決着の国鉄分割・民営化に決着をつける闘いになります。動労千葉・動労水戸の外注化反対のストライキに対する国労本部のスト破りを許すな!
5・27臨大弾圧裁判の勝利こそ、外注化決戦・1047名解雇撤回闘争完全勝利に向けた巨大な一歩を記したのです。

右の写真は12月3日に行われたJR西日本包囲闘争

※国労5・27臨大闘争弾圧 02年5月の国労臨時大会で「4党合意」に反対する闘争団員を除名しようとした大会に反対して闘った原田さん等を逮捕起訴した事件。

※国鉄1047名闘争
国鉄分割民営化で40万いた国鉄労働者は20万も職場から追い出された。87年にJR不採用となり、90年に鉄建公団からも解雇されて今日まで闘っている。

※国労共闘

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闘えば勝てる!国鉄-沖縄・三里塚決戦の爆発で大恐慌を革命へ!

三里塚現闘会員・川森

(1)時代認識と路線が、団結を維持・強化する

世界大恐慌は一段と深化し、行き着く先はドル大暴落だ。大恐慌は大失業と戦争を生み出さざるをえないものとしてある。戦争と大失業、賃下げと生活破壊、民営化と労組破壊の攻撃は万国に共通している。労働者階級が生きるためには帝国主義を打倒する以外にない。大恐慌・大失業と戦争の時代を終わらせるには革命以外にない。11月労働者集会が、世界大恐慌が本格化する時こそ世界単一の革命党を建設し、労働者の国際的団結を強化することだと、世界大恐慌を世界革命に転化することをうちたてたことは決定的だ。新自由主義攻撃の国鉄分割・民営化攻撃と労働組合の団結の強化をもってたたかいぬき、勝利をかちとってきた動労千葉労働運動が、世界革命の闘いの軸にすわったのだ。闘えば勝てる!

(2)普天間基地即時閉鎖・実力撤去、辺野古新基地建設実力阻止!

2万1千の労働者人民が結集した11・8沖縄県民大会をはじめとする、普天間基地移設=辺野古新基地建設攻撃と闘う沖縄を先頭とした労働者階級の怒りは、民主党・連合政権の反動的思惑を突き破って、民主党・連合政権とオバマ政権を決定的に追い詰めている。
普天間基地問題として今日顕在化している事態は、米帝を基軸とした戦後世界体制が完全に崩壊していること、同時に日帝もまた米帝との軍事同盟のもとに生き延びてきた体制が経済的・社会的・軍事的に完全に行き詰まり、もはや「普通の国」(小沢路線)として絶望的跳躍をするしかなくなっているということだ。沖縄基地問題は、米日帝にとって文字どおり帝国主義の死重に転化した。「県外移設か県内か」、あるいは「グアムか他の候補地か」ということが問題なのか?そうではない、11・8で2万1千人の沖縄県民が心の底から怒ったように「基地撤去」なのであり、帝国主義そのものが問題なのだ(米軍再編でグアムへの沖縄海兵隊の移転は事実。同時にその一環として辺野古新基地建設=沖縄基地増強もあるのだ)。求められているのは基地実力撤去であり、当然にそれは帝国主義打倒を意味し、プロレタリア革命が完全に提起されているということだ。民主党政権に入った連合の裏切りと反労働者性は、さらに沖縄県民の怒りを呼び起こすものとなる。基地労働者を始めとして沖縄の労働者階級が闘う労働組合のもとに結集し、階級的労働運動で沖縄闘争の主軸を担うことなくして勝利の道はない。
「今、沖縄県民にとっての弱点は、階級性があまり意識されないということだ。沖縄の労働者はもっともっと世界に誇っていいのだ。…世界の労働者階級の解放のカギを、世界革命の権利を握っているんだと」「ヤマト政府に抵抗するように見えても、ヤマト政府に同調している輩もいる……抑圧され呻吟している沖縄人労働者の足を同じ沖縄人が引っ張っている。それと闘わずして、ヤマトの労働者との連帯はない。…沖縄で日の丸を焼き捨てたのは、何だったのか」(『沖縄民権 第7号』座覇光子)。これが核心だ。三里塚闘争の変質化を願う者と沖縄闘争の破壊者は同じなのだ。体制派を粉砕・打倒し、階級的労働運動を推進することこそ勝利の道だ。

(3)労農同盟の前進で三里塚決戦勝利へ

「資本主義・帝国主義の打倒は今や、農民を始めとした勤労諸階級・諸階層の人民にとって、生き続けるためのきわめて切実な要求となっている。農業・農民問題の真の解決はプロレタリア革命に課せられた大きな課題であり、農民の革命的決起は、プロレタリアートの勝利を決するうえで決定的な位置をもっている。プロレタリア革命における労農同盟の巨大な意義を明確にして闘う。」(綱領草案)。09年の闘いを最先頭で闘う中で、三里塚闘争は、日本階級闘争の戦略的機軸の一角に押し上げられた。空港絶対反対、農地死守・実力闘争、一切の話し合い拒否の闘いを43年間貫いてきた三里塚闘争は、大恐慌と大失業情勢の中で、闘う労働者、農民、兵士、学生の結集軸として、ますます輝きを増している。
10年2月25日、現闘本部裁判が判決公判を迎え、情勢は、市東さんの農地強奪をめぐる実力闘争の局面に一挙に突入する。労農同盟のいっそうの強化が、この闘いの帰趨をきめる。09年の闘いは、この労農同盟の破壊を核心とした三里塚闘争の変質化攻撃との激烈な攻防であり、変質化攻撃を打ち破り、動労千葉を先頭とする労働運動を最先頭で闘う労働者(とりわけ青年労働者、学生)との団結を圧倒的にかちとった。特に9・16千葉三里塚集会は、青年労働者が「第二の動労千葉」となって、日帝、空港公団の尖兵となり労農同盟の分断と破壊を策す塩川派の敵対を粉砕し、新たな労農同盟の発展・強化をかちとったことは決定的だった。これを転換点に、10・11全国集会の1780名の大結集、11・1労働者集会への反対同盟の参加・登壇、そして11・8訪韓闘争への参加と巨大な前進を勝ち取った。2010年、三里塚決戦は、これまでの闘いが常に動労千葉との血盟を核心とした労農同盟の闘いとして、階級闘争の最先頭で闘ってきたように、いや、さらに「大恐慌を世界革命へ!」の闘いの基軸的闘いとして、「検修業務の全面外注化阻止、国鉄1047名解雇撤回、JR体制打倒」の国鉄決戦と一体となって決戦の時をむかえる。労農同盟は、青年労働者の闘いの革命的台頭を得て、さらに強化・拡大している。
最後に千葉県三里塚集会実行委員会に結集する青年労働者(医療労働者、Kさん)の、12・16成田駅頭街宣の総括を紹介して、3・6千葉県三里塚集会、3・28全国現地集会への大結集を呼びかけます。
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「今日は現闘+千葉=9人で街宣しました!アジりつつ2時間で400枚配りました。航空労働者が市東さん農地取り上げの誘導路反対の署名をする。仕事帰りの労働者が『三里塚と労働運動がどう関係あるんですか?』と聞いてくる。『成田空港賛成の労働者も、採算とれないからと日本航空の労働者を大量解雇して一方で軍事空港のために空港を大きくしようとしている!』と話すと、『それは矛盾している、それは反対だ!』と怒りはじめる。
学校帰りに立ち止まって署名をしてくれる中学生・高校生。『あなたこそが決定的なんだ!』と話すと照れる彼ら。『どーやって資本家に自分を高く売るかじゃなく、資本家を倒して労働者の手に社会を奪い返すための学校に来ないか!』と提起すると、動労千葉への行き方を走り書きしたメモをしっかり受け取る学生たち。
タクシー労働者が寒い中窓を開けてビラを受け取り、『いつもここで街宣やってるね!がんばって!』と笑顔でエール。これまで現闘が駅頭に立ち続けた土台の上に今日の感動的合流が果たせたんだ!成田の地に三里塚闘争が、反対同盟・現闘が屹立していること、その圧倒的正義に獲得されてきた広範な労働者の存在!その裾野の広さに労働者階級が空港公団・資本家を追い詰めているんだと確信した。
いま何が問題になっているのか!資本主義の枠内で部分的な権利を勝ち取るこれまでの労働運動が限界にきていて、今まさに資本家なんていなくても労働者が社会を動かせる!と言い切れるそもそもの労働運動の原点に立ち返って労働運動を甦らせることだ!『労働組合の権威じゃなく、あなたとわたしの団結つくればそれができるよ!』と提起すると、『労働運動のあり方が問題になってるってこと、それすごくよくわかるよー』、とキラキラした目で一瞬にしてつながった労働者。やっぱり労働者階級は一つだ。
こーして今日わたしたちは成田の労働者階級に獲得されたのでした。この地平はみんなで作ってきたものだ。この団結に自信を持とう!!
トゥジェン!闘おう!
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09年東京西部ユニオンの闘いと動乱の2010年へ!

●09年切り開いた地平

 10年の激闘は、すでに、昨年の11・1労働者集会の大勝利を基軸に暴処法弾圧を粉砕した5・27裁判闘争、そして8学生年内奪還を実現したすばらしい闘いによって火蓋は切って落とされました。今年も元旦早朝から全逓ビラまきに決起しました。
09年の闘いは資本主義を「本気で打ち倒す」と言いうる「土台を築いた」。と言えると思います。その最大の根拠は、綱領・路線の確立と全職場での資本・体制内勢力との絶対非和解の必死の激突だと思います。そして、具体的戦略的物質力として8・30以降の数々の決定的な闘いが勝ち取られ、そのいっさいの総括軸として11・1 をぶち抜いた。そういう点で08年を画然と乗り越えた勝利性・世界性が実践的に有る、という事だと思います。やっぱり、ものすごいと思います。その地平に起って10年は、その高みを本当に・全面的に発揮していくべき「第一年」だと思います。
その「高み」から09年のユニオンの闘い、その一翼を担った自分をふり返る時、改めて飛躍すべき課題が見えてきたように思います。
(写真 日逓中野の就労闘争)

●これからが肝心

ユニオン09年の闘いは、世界大恐慌と大失業情勢と対決し「生きさせろ!ゼネスト」を掲げ、動労千葉派・11月労働者集会派の一員として、ユニオンの闘う路線の中軸に「国鉄1047名解雇撤回を基軸に4大産別決戦」を据え、すべての職場の闘いを「戦争・改憲、民営化・労組破壊」攻撃と全面対決で闘い、この勝利の路線を「ユニオンの中に確立する」闘いとして貫徹されました。がしかし、鈴コン分会をめぐる激突の攻防を見据えるとき、喜んでばかりはいられない思いです。根底的に問われたのはユニオンそのものであり、他ならぬ私自身だったからです。その前面に仁王立ちして闘い抜いた吉本委員長と分会の仲間たちと本当に団結できるのは、これからだと肝に銘じなければなりません。
ユニオン09年の闘いは、大きく前半戦の日逓中野・小林闘争を中軸とした闘い。後半戦は鈴木コンクリート(鈴コン)分会の攻防に分けることが出来ると思います。ただ忘れてはいけない事としてこの他の分会の闘いや、青年たちの闘いが有ったことです。紙面のスペースと私の力量の問題で書けませんでした、お詫びします。

●突破口開く

1月冒頭から、日逓中野・小林闘争を中軸に総力で闘いました。この闘いは職場での一人の決起から始まり、4大産別決戦そのものとして闘い抜き、ついに「郵政民営化絶対反対・JP労組中央打倒」の戦略的勝利の突破口を切り開らくと共に、青年労働者が闘いの先頭に起つことをとおして地区の闘いを牽引し、産別を越えた新たな青年労働者層の獲得の突破口を切り開きました。

●青年労働者の決起

小林君は、一昨年(08年)12月31日、業務中に接触人身事故を起こし、09年元旦から「出勤停止」処分。会社は事故報告書以外に「解雇」されたくなければ、会社に対する「全面謝罪文」を書けと強要。小林君は「事故の責任は労働者にない」と「謝罪文」を拒否し職場で決起しました。新たな「絶対反対」闘争への突入です。これに対し会社と体制内労働組合幹部は激甚に反応し、会社は「雇い止め解雇」の恫喝、JP労組・日逓中野分会長は「組合という組織で小林を動労千葉派ごとつぶす」と宣言、全面対決に突入しました。

●絶対反対・解雇撤回

緊急の職場闘争委員会を連日のように開催。この闘いを「民営化絶対反対」の4大産別決戦の一角をぶち抜く絶好の好機としてとらえ、ユニオン総力で取り組みました。「事故の当該労働者を守らない労働組合は間違っている」との主張は、労働組合の階級的原則をかけた主張として体制内労組幹部と資本を直撃。職場に共感を生み出し、ついに2月解雇攻撃を完全に阻止し勝利しました。
4月27日、小林君を含む「集荷パート臨時職員」14人全員に「5月末解雇」が通告され、派遣労働者数十人が同時に解雇されました。この許し難い大量解雇攻撃に対し、小林君を先頭に「解雇絶対反対!14人全員をこのまま働かせろ!」と社前闘争を展開。
資本は小林君に「一旦解雇・目黒なら再雇用」の屈服をせまった。彼は屈服を拒否し断固闘うことを決断。「郵政民営化絶対反対、解雇撤回」を掲げ全逓労働者と共に闘うと決起しました。小林君を先頭にユニオン青年部・地区・産別の仲間たちも決起。5月~6月の連日闘争に先頭で決起し、徹底非妥協で闘い、JP労組幹部の裏切りを絶対許さず、労働者は団結して共に闘う仲間であり、団結すれば世の中を変えられる事を示し訴えきった。6・14~15の労学共闘の連続中央闘争、さらに6・17~JP労組仙台大会闘争にも決起。7・25東京青年労働者集会は、日逓・小林闘争が中軸となって開催されました。これらの闘いは、国鉄1047名解雇撤回闘争を基軸とした4大産別決戦の爆発を決定的にこじ開けると同時に、産別を越えた青年労働者の新たな決起を生みだしさらに発展しています。

●決定的な闘い

ユニオンにおける09年後半戦のメインは11・1総決起をはさんだ、鈴コン分会をめぐる激しい攻防・激突を基軸に展開されました。3ヶ月雇用のアルバイトの組合員が、実力で資本のでたらめを粉砕して、一歩づつ職場支配権を握れる団結をつくれるか否かがかかった決定的な闘いです。
鈴コン分会の闘いは、ユニオンが本当に「闘う労働組合」になれるかどうかを賭けたすざまじい激突をやり抜いて、勝利を握りしめた!課題は山ほどあると思います。けれど、まずは勝利したと確認したいと思います。

●絶対非和解の激突

「天国と地獄を見た」(吉本委員長)。それほど激しさと根底性が在った。自分が組織し、仲間だと信じていた分会長に裏切られたのだ。それも11・1直後である。これに対し吉本委員長先頭に仁王立ちとなって激突し、断固闘い抜き粉砕した。この闘いは、三役の一人である私自身も根底から問われる闘いでした。
鈴コン分会における組合破壊・団結破壊との壮絶な攻防は、後のない世界大恐慌情勢に規定されて資本・権力とその先兵・体制内派との絶対非和解の激突そのものとして闘われ、敵の狙いを粉砕して、われわれは勝利した。
分会組合員数は最大時の半数以下になった。けれど、何よりも、残った分会員一人一人が、自分の事として「吉本と団結して共に闘う」と新たな飛躍を賭けて決起していることです。団結をより一層打ち固め、共に2010年の激闘に臨みたいと思います。

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米軍軍医の「隊内反乱」 京都 岐部

【『坂の上の雲』の時代】

米露留学の帰途、秋山真之・広瀬武夫両大尉が建造中の「三笠」を見学したと原作にあります。時は94~95年の日清戦争から10年後の日露戦争にかけての資本主義の急激な形成期。日露戦争に備えて軍備拡張費は97年だけでも国家予算の55%に。増税に次ぐ増税、無権利状態の奴隷的労働の中で、労働者は各地で生きるための闘いを開始しました。
98年には東北地方で鉄道機関士400人がストライキに決起し勝利。

【「三笠」の反乱 】

同年、海軍省は最新鋭の戦艦(日本海海戦の旗艦「三笠」)を英・ビッカース社に発注しました。
01年、この「三笠」を引き取りに行った水兵189名がバロー港で下甲板に5日間籠城しストライキを決行。差別待遇への怒りの背景には軍部と三井財閥の腐敗がありました。
翌02年には呉軍港内の軍艦「筑波」での121名の水兵によるストライキ。ちなみに原作者司馬遼太郎はこの「三笠の反乱」とその後の水兵による「三笠爆沈」(05年佐世保湾に一年近く沈没339名死亡)や12年の「三笠火薬庫放火」には全く触れていません。 その40年後、アジアで2000万人を虐殺してきた「天皇の軍隊」は、各地の民族解放戦争により敗退していきます。その過程の43年は1割、44年は2割が戦病兵の内「精神病」と認定。また二次大戦の戦死者230万人の半数が主に南方戦線で餓死した「戦病死」者です。

【米軍の解体的状況】

大恐慌による大失業と戦争。カリフォルニア州では税収のため大麻の合法化も検討。泥沼化した「石油資本」のためのイラク・アフガン戦争は200万人以上の民衆を虐殺し米兵の死者は5000人超。退役軍人省の推定でも20万人の退役軍人がホームレス。しかも派兵160万人の内30万の帰還兵がPTSD(心的外傷後ストレス障害)に。米国籍取得のために志願した6万8千人のグリーンカード兵。
5月11日にはバグダッドの米軍基地カウンセリング施設でイラク従軍3回目44才のジョン・ラッセル兵士が銃を乱射し5人の兵士が死亡。この時点で米兵による米兵「殺害事件」が5件発生。「部隊展開力が危機(ゲーツ国防長官)」「軍がほとんど崩壊している(パウエル元国防長官)」

【ハサン少佐の「反乱」】

そういう状況の中で、イラク・アフガンへの派兵拠点で既に500人の戦死者を出しているテキサス州フォートフッド陸軍基地で11月5日、米軍軍医による「隊内反乱」が起きました。同基地にこの7月に配属されアフガン派兵が予定されていた軍医のハサン少佐(39才)が派兵直前の健康診断を受けに来た 300人の兵士らに拳銃を乱射。兵士ら13人が死亡30数人が負傷しました。
米軍当局の調査でイスラム教徒であることを自己申告したムスリム兵は3500人。推定では米軍全体で2~3万人とも言われています。ハサン軍医はその一人です。両親がパレスチナ移民。奨学金で大学に行き「生きるために」軍隊に。しかし大義無き戦争。軍医が「向精神薬」を野放図に処方しバラまく戦場。半分が病んでいる帰還兵。隊内反乱を不可避とする「天皇の軍隊」やベトナム戦争を超える侵略軍隊の疲弊と解体的危機の深さ。その米軍に身を置きながら「イラク・アフガン反戦」を表明する精神科軍医が帰還兵の生死に関わる中で「戦争とアフガン増派の即時停止」のために止むに止まれず「実力で決起」した。これがハサン軍医の「隊内反乱」だったのだと思います。11月労働者集会で示された「国際的な労働者の実践の共同闘争」。「世界単一の階級である労働者の国境をこえた団結の強化と労働者・兵士の階級的団結」(会の趣旨)。これを民族・宗教・国境の分裂を超えた「自衛官(兵士)との団結は職場の団結から始まる」労働者の闘いで前進させましょう。

会報 第4号

第4号 2009年11月10日発行

no04

発行:労働者兵士行動委員会
URL: http:// www.h6.dion.ne.jp/~no-hahei  mail : kazokutomotoji@r9.dion.ne.jp
〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16 石田ビル4階  tel:090-1597-7425
[郵便振替]00930-2-226024 労働者兵士行動委員会  年会費:2000円 会員外年間定期購読料:1200円

国鉄1047名解雇撤回闘争を基軸に、民主党・連合政権打倒に突き進もう!

世界大恐慌の一層の深化、自民党支配の歴史的崩壊、民主党・連合政権の登場の下で11・1全国労働者集会は、国鉄1047名解雇撤回を基軸に、生きさせろ・派遣法撤廃!道州制=360万人首切りを許すな!をかかげ、全国・全世界の闘う労働者・労働組合5850人が総決起する国際連帯の一大闘争として勝ち取られました。資本、体制内勢力と徹底非妥協で闘い、自らの職場と地域で階級的原則をあくまで貫くことを通して勝ち取った地平です。韓国・アメリカをはじめ世界各地に動労千葉派=11月集会派の国際連帯・階級的団結が力強く広がりつつあることをしっかりと確認したいと思います。
8・30、労働者人民の積年の怒りの爆発は自民党支配をついに打ち倒しました。代わって登場した鳩山政権は、社民党をも取り込んだ民主党・連合の結託政権です。彼らは、この自民党支配を打ち倒した労働者人民の怒りのほこ先が、自分たちに向かって来ることを抑え込もうと必死になっています。けれども「緊密で対等な日米関係」「東アジア共同体」構想、「地域主権国家」「徹底的にムダをはぶく」と言っているように、その幻想性・反人民性が現場労働者の怒りの決起をとおして確実に暴かれつつあります。社保庁労働者1000人の首切り攻撃や、JAL再建をめぐる1万3000人首切りに見られるように、結局は資本の救済と延命のために労働者を犠牲にしています。そのどこに「国民生活第一」があるのか!
そもそも首相の鳩山や民主党幹事長小沢は、自民党議員として国鉄分割・民営化を強行した張本人ではないか!政権に入った連合幹部たちは、国鉄分割・民営化を推進し、国鉄労働運動を背後から襲撃した連中ではないか!こういう連中に「光明をみいだし」「政治解決」
をお願いする4者4団体=体制内派勢力に労働者・兵士の未来など有る訳がありません!
国鉄1047名解雇撤回をあくまでも原則的に貫き、労働者の階級的団結を勝ち取ってきたこと、ここに勝利の核心があります。ここに11・1労働者集会の切り開いた地平の核心があります。道州制=民営化=360万人首切り粉砕、民主党・連合結託政権を打倒しよう!団結し、共に闘おう!今秋ー来春、職場.生産点から連合の「ベアゼロ」方針をぶち破り、闘う労働組合を蘇らせ「生きさせろゼネスト!」をぶち抜こう!!(杉橋)

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活動報告

10.11三里塚闘争

今回、初めて三里塚闘争に参加しました。集会場、東峰の畑にたどり着くまでの長い道のりは、先の見えない高い塀に囲まれていて、まるで迷路のよう。ひっきりなしに行き来する飛行機は、手が届きそうなほど近く、沖縄の米軍基地を思わせる異様な光景でした。
東峰の畑の横にはかつて東峰の森があり、東側誘導路建設のために破壊されたと聞き、怒りと悲しみが混ざった何とも言えない気持ちになりました。農地法を改悪して、国の都合の良いように農家の命である大切な農地を奪い取ってゆく。三里塚の現場では、これが堂々と行われているということに怒りを感じました。暫定滑走路の延伸、第3誘導路の建設など次々にかけられてくる攻撃に市東さんたち反対同盟は、農地を守り、軍事空港をつくらせない闘いを43年間も続けてきている。そして、30年前には完成しているはずの成田空港は今だ未完成の状態。闘いの大きさを実感しました。
集会には全国から1780人が集まりました。市東さんからは「これだけ航空需要が下がり続けている中で、大型機を飛ばす必要はまったくない。年間30万回、24時間空港化を掲げていますが、その先にあるのは軍事空港です。親父は土地収用法と闘いましたが、私は農地法と闘います。これからもみなさんとともに廃港まで闘います。」事務局長の北原さんからは「成田空港建設は、最初から法律を守っていない。地域住民に説明会なりを開くという手続きも一切なく閣議決定した。法的手続きを一切省略して力ずくで進めてきた。その結果、当初の計画では30年前に3本の滑走路ができなくてはならなかったものが、現在になっても1本半しかできていない。なぜできないのか。人民大衆の国家への怒りがこの空港を包囲しているからです。有事の際には米軍50万人が飛来し、この成田空港を拠点にすると言っている。二度と戦争を許さないためにこのような軍事空港を認めることはできない。これからの若い労働者・学生の未来のために責任を持って闘いましょう。」事務局次長の萩原さんからは「1本の滑走路に3本もの誘導路を造ろうなんて、こんな空港はありません。市東さんの家の脇に第3誘導路を造ろうとしている。そして飛行回数20万回を30万回に引き上げようとしている。その狙いは市東さんをたたき出すこと、そして東峰部落をなくすこと。大型機を飛ばし『お前ら、まだここで生活していくのか』と迫ってくる。これを打ち返さなくてはならない。今闘わずしていつ闘うのか!」と反対同盟の方々の力強い決意の発言が心に響きました。また、三里塚と連帯して闘ってきた動労千葉の田中委員長からも、「国家権力と対峙し、43年間も空港建設反対、戦争反対を掲げて拠点を守り抜く闘いは三里塚以外にない。三里塚と連帯して闘うことは、労働組合を甦らせ、労働者が社会の主人公として登場できるかどうかをかけた、われわれ自身の闘争でもあった。」と発言、他ともに闘ってきた方々からの発言が続きました。
この三里塚の43年間の闘いは、連帯して闘ってきた労働者、学生、農民が、自分たちの闘いとして続けているということがわかり、団結のちからの大きさを感じました。今まで紙面でしか知らなかった三里塚を遠い存在として感じていましたが、今回参加したことで、労働者、農民にかけられている攻撃は同じで、許せない。自分たちの闘いなんだと感じることができました。畑の間をデモしていると、根強く活き活きと育っている野菜達がわたしたちを歓迎してくれているように見えました。これからも団結し、ともに闘っていきます。(京都会員・岡部)

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11.1全国労働者総決起集会 ~全国.全世界から 5850名が決起!~

 11月1日の日曜日、「11・1全国労働者総決起集会」に参加しました。前日まで東京は非常によく晴れ渡っていたのですが、当日は、全国的に天候が不安定で、東京も雨が降るかどうかという天候でした。しかし皆さんの日頃の行いが良いのか?雨は降りませんでした。会場の日比谷野音には、日本全国から5850名の労働者が結集しました。また、韓国・アメリカ・ブラジル・ドイツ、そして日本国内で闘う滞日・在日外国人も多数結集し、本当に動労千葉ら3労組を軸とした国際連帯の絆の強さをビンビンと感じる雰囲気でした。私たち労働者兵士行動委員会も、関西・関東を中心として全国から多くの仲間が参加しました。
集会では、動労千葉・全日建関西地区生コン支部がそれぞれアピールを発しました。
動労千葉の長田敏之書記長は、「労働運動の針路を巡って世界中で激しい衝突が起きている、一方にあるのは、『仕方のない現実だ』と言って、政府・行政や資本と関わることの中にしか展望はないと変質を深めていく思想と運動です。もう一方にあるのは、『団結した労働者の闘いは社会を変革し、歴史をつくる力を持っている』という確信に裏打ちされた階級的労働運動の思想と運動です」「労働組合のあり方を変革しない限り、何も変わらない」「国鉄1047名闘争を先頭に、民営化・労組破壊と、改憲・戦争に立ち向かうすべての労働者の怒りの声を結集しよう」と訴えました。
今年の集会は、昨年にもまして国際連帯の広がりを感じさせる集会でした。韓国民主労総は、なんと総勢45名が登壇。ソウル地域本部のチェ・ジョンジン本部長は、「労働者階級の団結と闘いだけが資本の搾取と暴力を終わらせることができる」と確信をもって断言しました。民主労総は、公共部門でのゼネストを準備しているということです。
アメリカからはILWU(国際港湾倉庫労組)ローカル10のアンソニー・レヴィージさんが「08年のメーデーで全港湾を封鎖したILWUのストライキに誇りを持っている」と発言しました。
UTLA(ロサンゼルス統一教組)のセシリー・マイアート・クルズさんは、教育の民営化の実態を暴露し、日本の教育労働者の日の丸・君が代拒否闘争との固い連帯を表明しました。
 ブラジル・コンルータス(全国闘争連盟)のファビオ・ボスコさんは、「すべての搾取と抑圧を終わらせる社会主義社会に向かって前進しよう」と力強く訴えました。
今年の全国集会は、国鉄1047名の解雇撤回がメインスローガンでした。全国の職場で解雇・賃下げの嵐が吹き荒れ、とりわけ青年労働者が職場から住む家から叩き出されているいま、23年間、国鉄分割・民営化に反対し、解雇撤回を貫く国鉄1047名闘争が光り輝く時を迎えています。
「政治決着」と称して闘いの方向性をねじ曲げるあらゆる勢力と対決し、国鉄1047名闘争こそが階級闘争の司令塔になるべきときです。
集会では、北海道、秋田、九州の闘争団員がJR体制を打倒する不屈の決意を表明しました。
目標としていた一万名には届きませんでしたが、街頭宣伝で圧倒的な賛同が得られました。とくに中央街宣などで元自衛官との交流がいくつもあったことは、大きな成果です。来年に向かって、職場で街頭でさらに闘いましょう。(東京三多摩会員・加納)
(写真 演壇に上がった民主労総の仲間)
(写真 集会の様子)

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イラク・アフガン・パキスタン

侵略戦争の泥沼化とオバマ・鳩山政権の危機 東京会員緒形

09年11月集会の革命的地平

 09年11・1集会は昨年を上回る5850人の日比谷野音を満杯にする結集で大成功した。
4大産別や民間から、何年間にもわたる職場での粘り強い闘いによって団結を形成し、職場支配権を確立して、多くの組合が結集し、登壇し「大失業と戦争の危機を革命に転化する」「民主党・連合政権打倒」をアピールした。
09年、4・4派打倒!国鉄1047名解雇撤回!の階級的労働運動の旗幟を鮮明にしたことは決定的であったのだ。韓国、アメリカ、ブラジル、ドイツからの代表が結集し、各国の代表がそれぞれプロレタリア革命を実現する労働運動を熱烈に訴えた。
民営化絶対反対と帝国主義戦争反対の国際的団結が動労千葉を軸にしてさらに発展した。われわれは11月集会の成功で圧倒的な確信を新たにしている。革共同の「綱領草案」に圧倒的に確信している。民営化絶対反対で長期に固く団結を維持発展させている動労千葉や43年間「農地死守・一切の話し合い拒否」「労農連帯」「軍事空港粉砕」で闘う三里塚に、そして革共同に、全世界の闘う労働者階級が引きつけられているのだ。
この党と階級的労働組合の力が、連合による労働組合の産業報国会化を阻止し、イラク派兵と「駆けつけ警護」策動にもかかわらず、結局、戦争のできる軍隊への自衛隊の「飛躍」をいまだに阻止している核心である。日帝は労働者階級の革命的魂を圧殺しきれず、戦争と大恐慌に突入してしまったのだ。日帝の現実は、労働者支配で決定的に破綻し、普天間問題で、東アジア共同体構想で、アフガン派兵でどうにもならないほど行き詰まり絶望的に破綻しているのだ。階級的労働組合を組織し、日帝の破綻を拡大し、日帝を打倒に追い込こもう!
1905年と1917年ロシア革命の経験、1918年ドイツ革命の経験は、階級的労働組合建設こそ革命勝利の源泉であることを教えている。プロレタリア革命の基盤をなす労働組合を組織する活動を一層強化していこう!第二・第三の動労千葉を建設しよう!

 (2)戦争・大失業の攻撃強める民主党・連合政権を打倒しよう

民主党政権は、大恐慌が始まり大失業と帝国主義の体制的危機が激化し、帝国主義が争闘戦と世界戦争へ突進する中で、日本帝国主義の絶望的危機と自民党政治支配のどうにもならなくなった破綻の中から生まれ出た政権だ。戦争と民営化の極限的激化にたいする労働者階級の怒りによって押し上げられた政権であり、まさに「噴火山上」に立つ危機的政権だ。
民主党・連合政権は、長きにわたる自民党政権のもとで破綻した日帝の安保・防衛政策に替わる、「独自の世界戦略」を展開する以外ない政権だ。アジアの帝国主義的勢力圏化それが「対等な日米同盟」と「東アジア共同体」のスローガンだ。日帝はどんなに絶望的で破綻的であってもここに踏み出すしかないのだ。
だが日帝同様に絶望的危機にあえぐ米帝オバマ政権は、そのような日帝の対抗を1mmも許す余裕はない。アーミテージは、日米同盟は米軍兵士が血を流して維持されてきたのだと激しく恫喝し、日帝の決定的弱点を突き出している。来日したゲーツも「辺野古移設以外ない」(ぐずぐず言うなら)「海兵隊のグアム移転はない」「アフガンに軍隊を出せない日本は徹底的に財政支援しろ」と「対抗するなら打倒するぞ」という米帝の態度を鮮明にした。しかし鳩山はなおも「思いやり予算見直し」をあえて打ち出し、11・8沖縄県民大会の怒りを利用し、かつ「県外移設」の県民の意思を踏みにじりペテンにかけるタイミングを謀り、対米対抗的な策動を継続している。
結局のところ小沢ー鳩山民主党・連合政権は、動労千葉と国鉄1047名を叩き潰し、道州制と360万首切りの一大反革命を強行し戦前の「滅私奉公」の「友愛」社会に立ち帰る以外にない。
現在連合の中で労働者的感覚から言えば信じ難い過程が進行している。それは連合の階級支配が貫徹せず民主党政権の「公務員人件費2割削減」でさらに決定的危機に陥っているからだ。この連合の「路線」的危機にJR総連松崎が「対案戦略」をもって介入し、「欲しがりません勝つまでは」の産業報国会イデオロギ―に、革命党と階級的労働組合を壊滅させることをもって染め上げようとしているのだ。ここにしか帝国主義的延命も絶望的軍事的「飛躍」もないからだ。決戦到来だ!帝国主義打倒の階級的労働運動か資本主義救済運動か、労働者階級にとって路線選択は鮮明だ!マルクス主義で党派党争に勝利し、職場細胞建設と拠点職場建設に前進しよう!

 (3)アフガニスタン侵略戦争の敗勢と米帝危機

オバマ政権は民主党政権が歴史的にそうであったように世界戦争の推進政権だ。保護主義政策を推進し労働組合指導部を取り込み、「核なき世界」でロシア、中国を引き込み、イランと北朝鮮への先制核・戦争攻撃を準備している。しかし肝心のイラク・アフガニスタン侵略戦争で完全に破綻している。
オバマ大統領は、マクリスタル将軍を新司令官に任命し、7月「オバマ新戦略」のもとで南部へルマンド州に4000人の海兵隊を投入したファルージャ掃討戦以来の大作戦に突入した。しかしアフガン全土でタリバンの反撃が爆発し全土が南部戦線化してしまったのだ。7月~9月と米軍兵士の戦死者が過去最高を更新し続け、10月の月間死者はついに59人に達した。
米英独仏伊主要参戦国でアフガン戦争反対・増派反対の世論が過半数を超えた。
8月末にマクリスタル司令官が「新戦略と戦況」報告書を提出した。それは緊急増派の必要と新戦略の完全破産を示すものであった。だが政権内でバイデン副大統領やエマニエル主席補佐官などが増派に反対、パキスタン北西部への空爆作戦の強化を主張し、戦略見直しも増派も決定できない状態に陥っている。現在に至るも戦略見直しも増派方針も発表されていない。
10月に入って、米帝の要求でパキスタン軍28000人が北西部部族地域、南ワジリスタン地区を包囲し、空爆作戦に入った。
10/17には遂に地上掃討作戦に突入した。しかし全土でTTP(パキスタン・タリバン運動)の反撃が始まり、10/10には陸軍司令部が攻め込まれ占拠された。掃討作戦はパキスタンのアフガン化をもたらすものだ。辺境州や部族地域へのパキスタン軍の掃討作戦は過去2度失敗に終わっている。
ムシャラフ前大統領も打倒されている。長期侵略戦争の継続で米軍兵士は疲弊し、30万人のPTSDを生み出している。米軍は解体状態にある。戦争と民営化、民営化した戦争の総決算が米軍の解体状態だ。イラク・アフガンに部隊を送り込んでいる米陸軍最大基地フォートフドで隊内反乱が爆発している。大恐慌と大失業の爆発と戦後革命的状況が一体で進行しているのだ。帰還兵士の闘いとの結合は死活的だ。階級的労働運動の前進にかかっているのだ。
11月集会派の闘いを断固前進させよう!

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投稿
東海合同労組の闘いと反軍闘争 東海会員 山崎

 東海合同労組は、階級的労働運動の実践が“生きさせろ!ゼネスト”の闘いとして全国的に爆発するなかで誕生しました。「社会の主人公は労働者だ!」「労働運動の力で革命をやろう!」のスローガンを高々と掲げ、青年労働者がその先頭に立ち08年階級闘争に乗り出したのです。そして、09年春の闘いをへて「国鉄を先頭とする4大産別決戦」を軸に闘う労組への飛躍をかけて11月決戦へと突き進んでいます。
東海合同労組にとって反軍闘争は非常に身近な存在です。それは、東海3県に基地があり08~09年にかけてはPAC3配備反対闘争に取り組んできたからです。そして、この闘いをとおして学んだことは、革命における反軍闘争の位置と階級的労働運動の果たす役割ということでした。
反軍闘争とは、革命へむけて労働者階級と兵士が一体となって突き進む闘いであり、ここでの根本はマルクス主義の核心としての労働者自己解放の闘いです。そして、兵士は労働者階級の一員であり、その自己解放は革命勝利のなかでこそ実現することができる。ロシア革命の教訓は、労働者と兵士が「労兵ソビエト」として結合して勝利することを明らかにしているのです。
だが、これと全く正反対の反動的な「反軍闘争」なるものが出現したのです。それは小多グループが始めた「元自衛官による、自衛官悩みごと相談センター」といううさんくさい運動です。中身は、自衛官とその家族のいじめ・パワハラ・悩みごと等の相談を受けつけるということであり、結論は「自衛官の人権擁護」と「隊内民主化」ということなのです。
ここには、小多グループの思想がよく現れています。本質的には、革命とは無縁な運動であり、具体的には、自衛官の自己解放的決起をことごとく踏みにじることをもって労働者との分断をはかり、自衛官をして帝国主義戦争と侵略戦争の先兵へと突き落とすというものです。
中でも、怒りなくして確認できないのは、次の点です。
ひとつは、自衛官の存在をとことん踏みにじりその誇りを限りなく傷つけていることです。自衛官とは、戦争に動員される哀れな存在であり救済の対象でしかないと描き出しているのです。ふざけるな!ということです。自衛官は断じて救済の対象ではない。自衛官こそ革命の主体であり、労働者と一緒になって革命を勝ちとる存在、そのなかで自らをとり戻す存在としてあるのです。
もうひとつは、自衛官が労働者と団結し革命に決起することを押しとどめ敵対する反革命として登場してきていることです。
小多グループの掲げる「悩みごと相談」とは、自衛官の革命的決起への真っ向からの敵対以外のなにものでもない。革命に対して改良を対置し民主化を要求するものであり、最悪の反動へと転落したということなのです。そして、この根拠は革命への恐怖なのです。
労働者兵士行動委員会の主張は「自衛官との団結は、職場の団結から始まる」です。これこそ、階級的労働運動路線にもとづく反軍闘争の闘いだと確信します。そして今日、労働運動では体制内派との闘いが大党派闘争として展開されていますが、小多グループの存在はまさにこの体制内派と瓜二つといえます。小多グループの敵対を粉砕し反軍闘争の発展を勝ちとりましょう
(写真 2・27各務原岐阜駐屯地での申し入れ行動 「制服を着た労働者=自衛官は帝国主義打倒の労働者のストライキに合流しよう!」と訴えた)

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投稿
自衛隊の募兵活動の強化 (下) 岐部

前号では、現下の大恐慌=大失業が青年層を自衛隊(と米軍)に押しやっている現状の一端を報告しましたが、今号では激しく強化されている自衛隊の募兵活動の現状を報告します。
【自衛隊リクルーターの個別訪問】
自衛隊法施行令第120条には「防衛大臣は自衛隊の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長にに対し、必要な資料の提供を求めることができる」とある。また「住民基本台帳法」は氏名、生年月日、性別、住所の4項目の閲覧が認めている。
防衛省は全国のほとんどの市町村(広島県福山市などが自衛隊の閲覧を拒否)の住民基本台帳を閲覧してきている。
その一方で特にこの間、募兵活動の一環として18才から26才までの「適齢者名簿」の提供を市町村に強要してきている。その結果、現在全国で2割の市町村がこの適齢者名簿の提供に応じ募兵活動に協力している。この名簿や住民基本台帳の閲覧をもとにダイレクトメールの発送や広報官の個別訪問が実施されている。
一昨年の4月早々、愛知県蒲郡市の中学3年生の自宅に突然、愛知県自衛隊地方協力本部の広報官=リクルーター2名が訪問したのはその一例だ。陸上自衛隊少年工科学校(旧軍における下士官=曹クラスの養成学校)への勧誘のための個別訪問だった。「高卒資格を取れる。衣食住は官費。支給される給与で親への仕送りも出来る」と言う。その上「人のためになる仕事」「大型や大型特殊の免許も取れる」「自衛隊は戦争はしない」「イラクに行ったのは希望したほんの一部の自衛官だ」「希望しなければ行かなくていい」「無事に帰って来たじゃあないか」と詭弁を弄している。
今春高校を卒業し陸上自衛隊に入隊したある労働者兵士は「実は他に就職したい民間企業があったんですが、それがダメで。…正直、いずれ海外の戦地に送られるかもしれないという怖さよりも、どこにも就職できないのが怖かったんですよ」と入隊動機を語っている。「戦場に行くよりも就職できない怖さ」で入隊する。これが青年自衛隊兵士の現実と怒りだ。

【日本版「募兵官活動」=「ハイスクールリクルーター」制度】

03年の有事法制制定と04年の国民保護法施行の中で危機管理や防災の専門家として退職自衛官の採用が全国の地方自治体で急増している。08年12月時点で44都道府県84市町村だ。これだけの地方自治体に軍事のエキスパートを埋め込んだ意味は小さくない。
従来、広報誌への募集案内の掲載などが地方自治法に定めた「国からの法定受託事務」として地方自治体に義務化されていたが、広報(=募兵)のみならず防災訓練、地域行事への参加などでの強制が進行している。
自衛隊のイラク戦争参戦(04年)は、戦時法制の整備と共に広報・募兵活動を一気に強めてきた。なぜなら戦時派兵は兵員確保・募兵の面でも大きな踏み込みであるからだ。一発の砲弾で「戦争をしない自衛隊」神話が一挙に崩壊する段階に入ったのだ。アフガニスタン・イラク戦争下で激化してきた米軍の「募兵官」活動とそれへの反撃の闘いは11月労働者集会などで報告されてきたが、日本版「募兵官活動」とも言うべき「ハイスクールリクルーター」制度が07年度に創設されている。これは高校などの出身現役隊員が広報官と母校に出向き学内での説明会で体験談を語るなど募兵活動をする制度だ。防衛省の08年度版「ハイスクールリクルーター指定者名簿」では全国で650をこえる高校や専門学校の卒業生が登録されている。

【小中高生の体験入隊の急増】

教育法制の改悪の中で、学校への募兵の強化と同時に小学生・中学生・高校生の自衛隊への体験入隊が急増している。「総合学習」「職場体験学習」での体験入隊がそれだ。防衛省広報課によると06年度は1353件で2万1千人、07年度は2087件で3万2千500人。1年間で1万人以上も増えている。
このように青年層を入隊に追いやる大失業の現実と募兵の強化は新たな徴兵そのものだ。
自衛隊に入隊する青年達と入隊予備軍の生徒たちのこの現実は労働者階級の現実そのものだ。解雇は殺人だ。内定取り消しも就職先が無いのも殺人だ。この怒りを階級の怒りとして組織しよう。「革命の軍隊は労働者階級人民である」。「1047名解雇撤回闘争」を軸に職場・学園、街頭で11月への闘いを更に推し進めていこう。
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掲示板

国際連帯の固い絆(民主労総と三里塚芝山連合空港反対同盟との固い絆)
三里塚現闘会員・海人

10月30日、40人あまりの民主労総の仲間が三里塚現地を訪問し、反対同盟との連帯をいっそう強化しました。
民主労総と反対同盟との交流会は06年から始まって4回目となります。
毎年の交流を通じて、いろいろな意味で強い感動を相互に与えあっていると思います。何よりも自分自身が高揚していくのを実感します。不思議な感じです。人間的闘いの感動は何事にも変えがたい、各人が変革していく一里塚だと思いました。
今回の顔ぶれは労組が中心でした。交流の場で、北原事務局長は自己の第二次世界大戦から戦後における負の歴史を総括し、何としても三里塚闘争43年の歴史的闘いをもって日本社会の変革に人生を捧げたいと発言しました。
萩原事務局次長は、原則的闘いと路線(空港絶対反対・一切の話し合い拒否・徹底非妥協・軍事空港粉砕)の貫徹が43年の闘いを勝利に導いていると訴えました。そしてそこから新たな飛躍が求められていることを強調しました。また、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん、宮本麻子さんは、民主党・連合政権による現在の市東さんへの農地強奪に対して、絶対反対で自分の人生をかけると発言しました。

民主労総の各労働者は、反対同盟の二世代にわたる闘いと現地調査を通じて、現在の成田空港の欠陥性(ぶざまな姿)を目の当たりにして、非常な感動をおぼえたと同時に韓国で自己の闘いを開始せずにはいられないと思ったに違いありません。
三里塚闘争の偉大性は、反対同盟の原則的闘いと動労千葉の闘いを通じて、党ー労働者階級ー人民大衆による労農連帯の闘いから労農同盟への強固な階級闘争へと貫かれています。
民主労総は70万強を擁する労働組合組織です。それを指導するのは容易な事ではないと思います。何よりも闘いの路線の一致を獲得するには、議論に議論を重ねていかなければならないし、指導部がしっかりしていなければ話になりません。しかし、この中から必ず活動家が生まれ、強固な党が結成されていくでしょう。なぜなら、その様子は、今回の双龍自動車労組の決死的闘いの総括にきちっと表明されていると思うからです。即ち「闘いは道半ばだけど、団結を守ってすべての労組がこの闘いに決起されるように組織を強化することだ」と!
我々(革共同)も、青年・学生同志を先頭に階級的組織化が開始されています。次世代(革命)を担う共産主義者が次々と生まれています。喜ばしい限りです。革命運動は一にも二にも労働者階級、階層人民の組織化です。同時に団結の強化です。組織!組織!また組織!です。
自分も、今在る三里塚で何としても日本革命を達成する、その上であらゆる闘争と連帯し、学びながら、革命的精神を発揚したいと思います。

会報  第3号

Rise 第3号 2009年9月10日発行

No03

職場の仲間といざ、11月集会へ!!

今、あらゆるマスコミは、衆院選での民主党圧勝による政権交代を取り上げ、連日賑わせている。
自民党は3分の1余りに激減し、歴史的な惨敗となった。弱者切り捨てを勧めてきた自民党への当然の報いである。
今回の選挙結果は、労働者に社会を変える力があることを示すものでもあった。
しかし、民主党政権になったからと言って、この社会がよくなるとは到底思えない。
朝日新聞(9/2付)の全国世論調査によると、「新政権に期待」が74%、「政治変えられぬ」が46%である。この結果からも、多くの民衆が期待は持ちつつも、無理であることに気づいている。
7月の失業率は、過去最高の5.7%であり、359万人が生きていくための職につけない状況である。全世界的にも失業率が増え続けている。
それに伴い、今年上半期の自殺者は、すでに一万七千人を超した。この11年間、日本の自殺者は年間3万人を超している。労働者がこのまま資本家の生き残りのために殺され続けてはならない。
新自由主義による労働者への攻撃は、ますますひどくなる一方だ。
民主党政権に幻想を抱いていても、根本的にこの社会を変えないかぎり何も変わらない。
今年7月には、ILWUローカル10、34などの呼びかけによる、サンフランシスコ国際労働者会議が開催され、動労千葉の田中委員長をはじめとする代表団が参加した。会議には、アメリカ、日本、韓国、トルコ、ブラジル、フィリピン、イタリアという7ヵ国からの労組活動家が参加し、大恐慌情勢のもとで、階級的労働運動をいかに復権するかを巡り、熱い討論が行われたと報告されている。
この社会を労働者の手に取り戻すためには、世界の労働者・民衆とが団結して闘うことが必須だ。
1929年、資本・権力は、大恐慌を乗り切るために戦争へと突き進ませた歴史がある。今、私たちは戦争か革命かの選択の岐路にたたされている。
43年間、不屈の三里塚闘争も現情勢下で重要な位置にある。
戦争と民営化・労組破壊に立ち向かうためにも多くの職場の仲間とともに10.11三里塚全国集会そして、11.1全国労働者総決起集会へ結集しよう!(事務局 三尾)
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全国労働者総決起集会 要項
日時:11月1日(日)正午
場所:東京・日比谷野外音楽堂
呼びかけ
・全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
・全国金属機械労働組合・港合同
・国鉄千葉動力車労働組合
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活動報告(7月~8月)

 7・25東京青年労働者集会

「解雇撤回!民営化絶対反対!7・25東京青年労働者集会」が7月25日東京・杉並で開催され、東京各地から160人が結集し大成功した。
集会は、日逓中野営業所の非正規職大量解雇に対して、解雇撤回闘争に起ちあがった青年労働者K君を先頭に、全国労組交流センター全逓労働者部会、東京労組交流センター、一般合同労組東京西部ユニオンの呼びかけで開催された。
最初に闘いの報告に起ったK君は、会社と一体で労働者の決起を潰しにかかる御用組合執行部・分会長を徹底弾劾し「11月へ職場の仲間の決起を作り出す」と断固とした決意を述べた。
基調提起にたった全逓の青年労働者は「民営化絶対反対の闘いは、産別を越えた2千万青年労働者の闘いだ。現状を変える力は、労働者の団結した闘いの中にこそ有る。今こそ闘う労働組合を取り戻そう。労働者の党を作ろう!11月1万人結集を絶対に実現しよう!」との力強い提起を行なった。
これを受けて福祉労働者連帯ユニオンの青年労働者、医療福祉の青年労働者、東交の青年労働者東京西部ユニオン、精研労組の仲間たちがこの間の職場闘争の報告と11月に向った熱い決意を語った。
全学連からは法大決戦のアピールが発せられた。最後に、決死の闘いの渦中にある双龍自動車労組と連帯する決議を満場一致で採択し、団結ガンバローで締めくくった。(杉橋)
(写真 11月集会に向けて「団結ガンバロー」)

7・29道州制反対! 青年労働者集会

7月29日、大阪市中之島中央公会堂において、「道州制絶対反対! 青年労働者集会」が開催された。5人の自治体や民間の青年労働者が呼びかけた今集会には、青年労働者を中心に125人が結集した。
基調報告では、「労働者階級の団結が一切を決める革命情勢が到来している。資本家どもの最後の延命策は道州制しかない。すべてを決めるのは労働組合をめぐる攻防だ」と参加者に投げかけられた。
各報告の中で、司会の奈良市従の女性労働者からは「3・6府庁前行動での豊中市職女性部の闘いが自分を変えるきっかけとなった。今回、組合執行部が呼びかけ人の肩書き問題で呼び出され、机をガンガン叩き恫喝してきたが、自分は一歩も譲らなかった」と活き活きと語られた。
今回の自由討論では、僕自身の立場からも発言をした。「現在、組合執行部をしているが、闘う労組を築けていない。その中には、自分が先頭に立ちきれないという弱さもある。組合役員になり役割も増え、逆に動けなくなってきた」ことなど現状を報告した。
参加者からは、「分岐を恐れずに、絶対反対で闘うことだ」最近顔を見る青年労働者は「ここの人たちは”絶対反対 絶対反対”と言っているけど、みんな悩みながらやっているというのがわかり、ここに集まっている人たちは信頼できると思いました」などの発言が続いた。
今回、初めて参加した職場労組執行部の仲間は、「私には難しかったです」と後日感想を語ってくれたが、ともに起ちあがってくれる仲間を職場にも作っていきたい。
集会決議では、「11月集会への1万人決起と法大暴処法弾圧の粉砕!」がみんなの拍手で採択された。 (三尾)
(写真 基調報告を確認しながら聞く集会参加者)

7・19関空闘争

抜けるような青空。泉州現地に地元の住民・労働者60名はじめ275名(昨年より5割増)が結集した。林立する四大産別などの旗と幟。動労千葉と三里塚現闘本部のそれらが一際目を引く。全学連旗も大きくはためく。どの顔も清々しい。
【戦争・改憲と民営化・労組破壊】との対決の下【道州制・民営化・労組破壊】攻撃との闘いが前進している。基調報告に立った泉州住民の会国賀事務局長は単独主催に至った経過報告をした後「今こそ闘う時だ」「闘って勝てる方針は【道州制粉砕!橋下打倒!】(7月25日、橋下と日本経団連御手洗が道州制推進で一致)にある。闘う部隊は住民と労働者だ。団結した力で無限の力を発揮しよう」と述べた。拍手が鳴り止まない。基調報告は圧倒的に支持された。
「住民の会の私たちも労働者だ。労働者として共に道州制を粉砕する。軍事空港化を許さない」「労働者の分断を許さない。この泉佐野が革命の火種を作っていく」「11月に万余の決起を作り出そう」等々。これら地元の諸発言にある労働者魂と「動労千葉反対!」や「労働者の思い上がり反対!」の主張が両立する筈がない。「空港絶対反対.農地死守.労農連帯」の三里塚闘争へのこの分断破壊策動にこそ労働者と農民への根底的な蔑視がある。これをどうして許せようか。この怒りが泉州住民の会単独主催での「真に闘う関空闘争」を実現させたのだ。
大きな拍手の中、発言に立った動労千葉の滝口さんは開口一番「泉州住民の会の声明を支持します」と厳然と述べ「三里塚と動労千葉は車の両輪」「動労千葉はこの現状を克服するために全力を尽くす」とその決意を鮮明に表明した。
動労千葉解体に与みし、労働者や労働者兵士への不信と蔑視を組織する「自衛官悩み事相談センター」=自衛官救済運動からは団結は生まれない。
新生「労働者兵士行動委員会」は「Rise自衛官との団結は職場の団結から始まる」の幟を7・5三里塚(前号で報告)と関空に断固として立てた。
現下の1047名解雇撤回闘争=動労千葉労働運動の原点である「絶対反対」こそ、動労千葉が三里塚の闘いで掴んだものだ。
階級的不正義への絶対反対とそこでの団結が動労千葉の分離独立とその後の激闘を勝利し続け、今や世界の階級的労働運動を牽引している。
労農連帯の国際的展望も眼前にある。四大産別・国鉄決戦を切っ先に職場生産点で勝負し、動労千葉派=11月派の強力な前進を作り出していこう。 11月1万人大結集で労働者兵士との対決・合流の展望を闘い取ろう! (岐部)
(写真 闘って勝てる方針は【道州制粉砕!橋下打倒!】だと宣言する国賀事務局長

11月集会 1万人大結集で労農兵ソビエトの国際的展望を勝ち取ろう!

 8・5~6ヒロシマ大行動

【8・5産別交流集会】 早朝、車2台で一路広島へ。現地で鉄路組や東京の事務局と合流。九つの産別交流集会の内、先発の事務局4名の内1名は教労、他の3名の労働者は医療・福祉、合同労組の交流集会に参加した。実践の報告と教訓の共有の意義は大きい。

【青年労働者集会】
夕方からは同じ東区民センターで青年労働者交流集会。570名の労働者・学生が結集した。不起立を闘う教育労働者河原井純子さんは「昨日の青年労働者集会で大きなエネルギーをもらった。『君が代』解雇は阻めると確信した」と翌日の大集会で述べた。
動労千葉、動労西日本、国労はじめ各地の青年労働者の決意表明は青年の決起と労働組合での団結の重要性を核心的に突き出し会場全体を奮い立たせた。
大恐慌時代に道州制・民営化絶対反対で団結して闘うという確信と職場生産点の闘いの実践がオバマ賛美の大反動を根本の所で吹き飛ばした。11月集会への大組織戦がここからもスタートした。

【麻生の来広・祈念式典出席弾劾の直撃デモ】
6日、7時過ぎから東千田公園で決起集会。昨年より更に増えて550名が決起した。デモ隊は途中で原発推進の中国電力を糾弾し元安川沿いを進んだ。
8月1日、秋葉広島市長が「式典の時間帯でのアピールを絞れ」と異例の不当な圧力。
しかし、原爆投下時刻の8時15分に対岸の平和公園の式典会場に向かって核武装論者麻生に弾劾の声を大音量で叩きつけた。秋葉市長はじめ原水禁、日本共産党などのオバマ幻想・オバマ賛美が田母神「核武装講演会」をヒロシマに呼び込んでいるのだ。戦争への水先案内人である体制内指導部と徹底対決・打倒し前進していこう。

【8・6 大行動】
「被爆64周年8・6ヒロシマ大行動」の集会が広島県立総合体育館小アリーナで全国から1800名が参加した。基調提起は広島県労組交流センター。「秋葉市長、日本共産党、既成原水禁のオバマ賛美と北朝鮮への排外主義の扇動、田母神講演会などの『ヒロシマつぶし』と対決し労働者の国際的団結で核と戦争を廃絶し、労働者が主人公となる時代を切り開こう」「道州制は公務員労働者を《反戦運動の担い手》から《戦争の担い手》につくり変える攻撃。闘う労働組合を再生し、反戦反核の中軸になろう」と訴えた。(榎本)

【田母神講演弾劾行動】(P6・7参照)

8・9ナガサキ闘争

8月8日長崎の地で、(8・6広島~8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会が主催する、)反戦反核労働者集会を行いました。
ILWUローカル34のホアン・デルポソさんを始め、広島から引き続き参加してくれた闘う仲間、九州現地で闘う仲間の発言によって、“核廃絶はオバマではなく労働者の国際連帯でこそ実現できる”ということを確信することができました。私は集会最後の発言者として「世の中を変えることができるのは、私たち11月派、動労千葉派だけだ。労働組合の体制内指導部を現場労働者の団結の力で打倒して、11月1万人結集を実現しよう」と訴えました。
そして翌9日には、麻生首相の出席する記念式典を徹底弾劾するデモを行いました。私たちは「麻生は長崎から出ていけ!」「オバマ賛美を許さないぞ!」という怒りの声を式典会場に向かって叩きつけ、“核も戦争もない社会を築くことができるのはわれわれ労働者だ”ということを強烈に自覚できる、熱いデモンストレーションを貫徹することができました。(福岡・根本)

戦後50年を問う8・15闘争が爆発!

8・15朝、220人の労働者・学生が法政大正門前に結集し、閣僚の靖国神社参拝阻止!靖国参拝弾劾!改憲・朝鮮侵略戦争阻止!麻生政権打倒!民主党もだめだ!法制大暴処法弾圧粉砕!労働者の国際連帯の力で革命を!のデモがたたきつけられた。権力・右翼の妨害をはねのけ、労働者・学生の団結した闘いで日米帝の朝鮮侵略戦争を阻止するぞ!と国際連帯闘争を闘いぬきました。
午後の戦後50年を問う8・15労働者・市民の集いは、参加した790人が、国鉄1047名闘争の勝利、裁判員制度廃止・改憲決戦勝利、道州制・民営化決戦勝利の展望をつかんだ集会でした。朝のデモに続き 韓国・民主労総ソウル地域本部副本部長のチョ・ヒョノさんと組織部長のチョ・ジョンミさんが特別報告で双龍(サンヨン)自動車労組の約600名が死をも覚悟して闘った「整理解雇撤回・総雇用」要求の77日間に及ぶ工場占拠闘争の報告が行われた。
ビデオ上映では、警察権力の暴力と激突するサンヨン労働者、右翼の暴力に屈せず闘う家族、工場占拠を支援するために結集した多くの労働者たちの不屈の闘いに感動すると同時に、資本の解雇攻撃を国家暴力で支援するイミョンバク政権への怒りを抑えることができませんでした。
「労働者弾圧と解雇攻撃に労働者が勝利するには、現場の労働者の団結である。これは全世界の労働者の共通の課題だ」(チョ・ヒョノ)。そうです。11・1労働者集会に世界中から闘う労働者1万人結集を実現し、4大産別を先頭にサンヨン労働者の闘いを引きつごう! (杉橋)

(写真 世界の労働者人民を代表して麻生とオバマを弾劾するヒロシマ早朝デモ)
(写真 九州の労働者・学生を先頭に、デモ隊は麻生が出席した祈念式典会場に肉迫し徹底糾弾、さらに炎天下の長崎の街を進撃した)
(写真 青年労働者と学生を先頭に、右翼の敵対をはね飛ばして飯田橋駅前を進むデモ隊)

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投稿 自衛隊の募兵活動の強化 (上) 岐部

《大恐慌下の米軍募兵》
米軍は01年開始のアフガニスタン戦争とその後のイラク戦争で疲弊し崩壊的状況にある。58%が「アフガン戦争で勝利はない」(インデイペンデント紙の世論調査)と断言している中、オバマは米軍のタリバン掃討作戦の無差別爆撃で住民の大量虐殺を行わせている。8月5日の西部ファラ州への空爆で140人を虐殺。その内95人が子どもだ。絶対に許せない。
その反面、侵略占領に対する民族解放闘争・革命戦争は永続的に激化している。「米軍13万人」のみが駐留するイラクでは8月19日、バグダッド官庁街が攻撃され95人が死亡し526人が負傷。
このような状況の中、ゲーツ国防長官は7月20日の記者会見で「陸軍は部隊展開能力の危機に直面している」と表明した。
ところが、逆に米軍への志願者は増加している。米国防総省が公表した08年10月~09年3月の採用状況によると、海軍と空軍は採用目標の100%。戦傷死の多い陸軍と海兵隊がそれぞれ105%と114%の超過達成となっている。
これらは世界大恐慌下、労働者階級が生きていけない現実を最大の水路にした新自由主義攻撃下の募兵の結果である。

《自衛隊への志願の増加》
自衛隊も戦後初の戦地派兵で一時、減った志願者がこの間、一気に増加している。
自衛隊でも、米軍と同様に新自由主義攻撃下の募兵が推進されている。この「経済的徴兵制」の現状についてレポートしたい。
主に大学新卒予定者を対象にした自衛隊の一般曹候補生試験(曹は下士官)が今年から5月と9月の年2回に、そして、この間3~4倍だった倍率が今年5月の一次試験では約20倍になっている。  他方、自衛隊が陸・海・空の二士(一般応募の新兵)の志願理由を調査した07年度版の内部資料でも、経済的理由による青年の入隊実態が明らかだ。その1位は「自分の能力や適性が生かせる」(24・4%)2位は「他に適当な就職がない」(14・6%)「国の防衛」は6・6%だ。
「能力や適性」を生かす為の職種を希望しても求人がない。だから39%(1位2位の合計の) が敢えて軍隊である自衛隊を選択せざるをえない。 2千万青年労働者はこのような現実に生きているのだ。(続く)

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民主党・連合政権・田母神反革命粉砕し、11・1労働者集会へ

自民党支配の歴史的大崩壊

7.12都議選、8.30総選挙は、世界大恐慌の本格化のもとで長きにわたる自民党支配・労働者支配の根底的歴史的崩壊を突き出した。それはまさに、大恐慌下で虐げられてきた労働者階級の鬱積した不満と怒りが自民党に向かって大爆発し、自民党支配を根底的に突き崩したのである。自公によるインチキな政治支配もろとも打倒した。 それは戦後の日帝ブルジョアジーの「議会制民主主義」による階級支配・労働者支配の在り方が、根本から大崩壊したことを意味する。
この怒りとは新自由主義攻撃に対する労働者階級の積年の憤激である。自民党がどんなにあがいても再浮上はありえないし、労働者階級が絶対に許さない。
それでは、民主党がこれに取って代わることができるのか。絶対に否である。なぜなら、民主党・連合は道州制推進である。そして四・四派である。彼らはますます道州制―民営化・労組破壊攻撃、三六〇万公務員首切り、一○四七名闘争解体の最先兵となってゆくことは不可避であり、労働者階級が絶対に許さないからだ。
今後、民主党をはじめどのような政権が登場しようとも、世界大恐慌の本格化のもとで資本主義の危機はより極限化し、社会のあらゆる矛盾が大爆発していく。戦争か革命かをめぐる巨大な大流動と分岐。革命と反革命の激突情勢の到来である。あらゆる勢力がこれまでどうりではやってゆけない。まさに革命情勢であり、階級対階級の大激突情勢に完全に入ったのだ。 いまこそ爆発する労働者・民衆の積年の憤激を資本主義の打倒にむけた階級的団結に転化しよう!
このような情勢だからこそ田母神のような反革命ファシストがブルジョア支配階級の危機乗り切りの凶悪な先兵として登場してくるのである。核武装・改憲を扇動し、対北朝鮮・中国への排外主義を叫び、団結破壊と侵略戦争態勢を暴力的に推進してくる。そんなものは労働者の階級的団結の力で断固粉砕あるのみだ! 今こそ職場と街頭でとことん組織し、10.11三里塚―11.1全国労働者集会一万人結集へ断固として突き進もう!

「つくる会」・田母神・山田区長を徹底粉砕!

7月12日、都議選投票日。東京・杉並では大恐慌と戦争情勢と対決し、田母神講演会粉砕・「つくる会」教科書採択反対の労働者集会とデモ、そして阿佐ヶ谷駅頭街宣を闘いとり、翌13日には田母神講演会場直近の荻窪駅頭で、田母神講演会粉砕・「つくる会」教科書採択阻止の四時間にわたる大街宣をやりぬいた。18日には産業商工会館で8.6―8.9に向けた反戦・反核東京集会が開催された。「ドルが破綻した今、核に頼るしかない。だからオバマ演説なのだ」「核による支配」「核による労働者分断」こそ帝国主義支配の要であり、スターリン主義の反革命と破綻があること、これに対置すべきは反戦運動を内包した階級的労働運動であること、労働者の国際的・階級的団結の力こそが核による帝国主義の世界支配を根底から覆し、プロレタリア革命をたぐりよせる力だということを鮮明にさせた。そして8.6―8.9への総決起を誓った。
8月10日、田母神が再び講演と称して杉並にやってきた。それは12日、杉並区での中学歴史・公民教科書に「つくる会」教科書を採択させるための「右翼決起集会」だ。12日、杉並区役所前は、朝10時から採択を断固、阻止するために集まった労働者・区民と「つくる会」派・右翼ファシストどもとの力対力の騒然たる激突の場となった。
山田区長は、公安警察に守られ、庁舎内にはバリケードを築き「つくる会」派を導き入れ、「つくる会」教科書の採択をもくろんだ。これに対し北島邦彦区議を先頭に参加者が次々とマイクを取り「山田区長や横浜市長・中田宏のように、資本との癒着と腐敗にまみれ、労働者の怒りの的になっている連中が『つくる会』教科書と道州制を導入しようとしている!労働者の団結でぶっ飛ばそう!」と徹底弾劾をたたきつけた。右翼の敵対に一歩も引かない、断固として対決する。右翼の目の前で採択阻止の署名をする人、右翼に食ってかかる人が何人も現れた。結果は、「つくる会」の歴史教科書(扶桑社版)は採択されたが「つくる会」公民教科書の採択は阻止した。
戦争教育は阻止できる。それは教育労働者の団結の中にある。労働者階級の階級的・国際的団結こそが一切の回答だ!   4大産別決戦の爆発で11月一万人結集へ徹底的に組織しよう!

 オバマ演説の実態

オバマのプラハ演説の実態は、「平和への前進」とは全く逆のものだ。実際問題、6月29日、オバマ政権発足後初めてICBM「ミニットマンⅢ」の発射実験を実施した。そして8月7日には、ミサイルや爆撃機による世界全域への核攻撃を統合する新軍団「グローバル(地球規模)戦略攻撃軍団」が発足した。米空軍が新軍団を創設するのは28年ぶりのことだ。これまで別々の指揮系統にあった地上発射型の大陸間弾道弾(ICBM )と、B52、B2といった戦略爆撃機による核攻撃を一括して指揮する拠点として設けられた。式典に参加した空軍長官は「我々の核攻撃態勢の再生にとって画期的なできごとになる」と語っている。
8月6日米国防省は、従来の「バンカー・バスター(地下貫通型爆弾)」の十倍の威力を持つ超大型爆弾の製造を急ぐための費用を予算に盛り込むよう議会に要請したことを明らかにした。これだけ見てもオバマ演説がいかに「核廃絶」とはかけ離れているか明らかではないか。大恐慌下で大国間の利害が激しく衝突する中、崩壊するアメリカ帝国主義の世界支配の危機を、核による新たな軍事・外交戦略で突破しようとする「核拡散阻止」と銘打った「核独占戦略」と「核戦争宣言」だ。この戦略のもとに侵略戦争を継続するということだ。絶対に許してはならない。

 田母神ファシスト運動許すな!

「今のままでは、国家が左傾化して国家が衰退体制するだけだ」「日本は唯一の被爆国だから核武装するべきではない、というのは論理がおかしい。日本は唯一の被爆国だから、三度目の核攻撃を受けないためにも核武装するべきだ」「有事に敵地攻撃ができるようにするには、まず、『専守防衛』という馬鹿な(ママ)考え方を捨てるべきだ」「民主党が政権を取っても半年で潰れると思います。自民党も民主党も潰れていただいて、保守合同で強力な保守政党ができない限り、日本は本当にダメになる」
まさに「持たざる国」日帝支配階級の絶望的悲鳴が聞こえてくるではないか。田母神の基本的主張は①日本が侵略国家だったというのは濡れ衣、②集団的自衛権の行使と憲法の改正、③安保に依拠せぬ核武装を軸とした自主国防である。「つくる会」と一体となって北朝鮮侵略戦争とそのための戦争態勢の構築の必要性を全国をまわって扇動している。まさに反革命ファシスト運動である。
大恐慌と自公政権の崩壊は、階級支配の崩壊と大流動情勢への突入だ。。
田母神ファシスト運動の狙いは、労働者の階級意識を解体し、団結破壊と侵略戦争への動員である。まさに没落せる日帝支配階級による道州制攻撃と一体だ!断固粉砕あるのみだ!情勢は圧倒的に動労千葉派に有利である。労働者の階級的・国際的団結にかけきって一切の体制内派の策動を粉砕し、11.1労働者集会一万人結集へ突き進もう!(事務局)

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掲示板  反戦運動を労働運動の中で

RISEの創刊と「労働者・兵士ともに起ちあがろう!」のスローガンにこめられた、無限の可能性にわくわくする思いです!反戦運動は本来、市民運動だけのものではなく、むしろ労働運動の中で取り組まれたとたん、爆発的な広がりをもつものだと思います。七月にサンフランシスコで行われた国際労働者会議で、シンディー・シーハンさんが「問題は階級闘争です。搾取する階級と搾取される階級の問題なのです。労働組合に属していようがいまいが、社会正義をめざしていようが、平和運動をやっていようが、搾取されている階級として団結すべきなのです。」と発言していました。まさに、ここに示されていると思います。階級として、団結しましょう!(東京会員・I)

十一月一万人で兵士と合流を

資本主義と自民党支配の崩壊が劇的に進行しています。労働者が団結し資本主義を打倒する時代に恐怖し、田母神・前空幕長は核武装を掲げて登場してきました。
資本家政府の治安出動を、兵士が拒否し労働者との合流を実現する時代です。
自衛隊兵士の労働者への合流の原点は、七〇年安保・沖縄闘争という労働者階級の資本主義社会を根底から変革する決起が、「軍服を着た労働者」である兵士の階級性を覚醒させ、兵舎の分断を乗り越え実現したことです。
日本の労働者階級は、労働運動絶滅と改憲攻撃の国鉄分割民営化に勝利した動労千葉労働運動をしっかりと手にしています。〇九年十一月労働者集会に動労千葉を先頭に資本主義を打ち倒す労働者階級の大隊列を登場させ、労働者と兵士の合流を実現しましょう!(会員東京西部 T・M)

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「食えない青年は軍隊へ」

七月ニ五、二六日、高円寺駅前で、自衛隊東京地方協力本部、高円寺募集案内所による自衛隊募集キャンペーンが行われた。「食えない青年は軍隊へ」とばかりに自衛隊が駅で街頭宣伝を行ったのである。体験入隊と称するテントを張り、高機動車を乗り入れ、人命救助セット展示説明、鉄帽及び防弾チョッキ試着、パネル展示。さらに抽選で海上自衛隊護衛艦「体験航海チケット」が当たりますと看板を出し、数人が体験航海へと印刷された団扇を配っている。迷彩服の登場で、周囲は戦時下を感じさせる異様な雰囲気だった。これまでのあり方を超えるエスカレーションだ。私たちも炎天下、自衛隊のソマリア沖派兵と海賊新法を徹底弾劾する街頭宣伝を行った。そして、「生きさせろ」の青年労働者の闘いを大きくしていこうと思いました。(杉並・鍛冶)

十一月一万人決起を!

資本による支配のもとでは、労働者は利益を生みだす道具としか扱われません。大恐慌ではこの本質はより露骨になっています。今までの資本の側の「譲歩」をすべて取払い、残るのは直接的な暴力支配しかありません。
大恐慌下すでにイラク・アフガン侵略戦争に突入し、絶対服従を強制する隊内でも矛盾はより極端に現れる。自殺や上官に対する反抗。自然発生的な集団的反乱が労働者階級の反乱に先行する可能性が高いのは歴史が示しているとおりです。
米軍内でも、自衛隊内においても、すでに、そうした条件が日々、成熟する情勢下にあります。 七十七日間の工場占拠を権力・資本の暴力的弾圧と真っ向から激突し、貫徹したた韓国・双龍(サンヨン)自動車の労働者は獄中からも団結を呼びかけている。このサンヨン労働者との国際的団結で、。十一月一万人決起をなんとしても実現しよう!(東京会員・S)