Rise 第3号 2009年9月10日発行
No03
職場の仲間といざ、11月集会へ!!
今、あらゆるマスコミは、衆院選での民主党圧勝による政権交代を取り上げ、連日賑わせている。
自民党は3分の1余りに激減し、歴史的な惨敗となった。弱者切り捨てを勧めてきた自民党への当然の報いである。
今回の選挙結果は、労働者に社会を変える力があることを示すものでもあった。
しかし、民主党政権になったからと言って、この社会がよくなるとは到底思えない。
朝日新聞(9/2付)の全国世論調査によると、「新政権に期待」が74%、「政治変えられぬ」が46%である。この結果からも、多くの民衆が期待は持ちつつも、無理であることに気づいている。
7月の失業率は、過去最高の5.7%であり、359万人が生きていくための職につけない状況である。全世界的にも失業率が増え続けている。
それに伴い、今年上半期の自殺者は、すでに一万七千人を超した。この11年間、日本の自殺者は年間3万人を超している。労働者がこのまま資本家の生き残りのために殺され続けてはならない。
新自由主義による労働者への攻撃は、ますますひどくなる一方だ。
民主党政権に幻想を抱いていても、根本的にこの社会を変えないかぎり何も変わらない。
今年7月には、ILWUローカル10、34などの呼びかけによる、サンフランシスコ国際労働者会議が開催され、動労千葉の田中委員長をはじめとする代表団が参加した。会議には、アメリカ、日本、韓国、トルコ、ブラジル、フィリピン、イタリアという7ヵ国からの労組活動家が参加し、大恐慌情勢のもとで、階級的労働運動をいかに復権するかを巡り、熱い討論が行われたと報告されている。
この社会を労働者の手に取り戻すためには、世界の労働者・民衆とが団結して闘うことが必須だ。
1929年、資本・権力は、大恐慌を乗り切るために戦争へと突き進ませた歴史がある。今、私たちは戦争か革命かの選択の岐路にたたされている。
43年間、不屈の三里塚闘争も現情勢下で重要な位置にある。
戦争と民営化・労組破壊に立ち向かうためにも多くの職場の仲間とともに10.11三里塚全国集会そして、11.1全国労働者総決起集会へ結集しよう!(事務局 三尾)
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全国労働者総決起集会 要項
日時:11月1日(日)正午
場所:東京・日比谷野外音楽堂
呼びかけ
・全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
・全国金属機械労働組合・港合同
・国鉄千葉動力車労働組合
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活動報告(7月~8月)
7・25東京青年労働者集会
「解雇撤回!民営化絶対反対!7・25東京青年労働者集会」が7月25日東京・杉並で開催され、東京各地から160人が結集し大成功した。
集会は、日逓中野営業所の非正規職大量解雇に対して、解雇撤回闘争に起ちあがった青年労働者K君を先頭に、全国労組交流センター全逓労働者部会、東京労組交流センター、一般合同労組東京西部ユニオンの呼びかけで開催された。
最初に闘いの報告に起ったK君は、会社と一体で労働者の決起を潰しにかかる御用組合執行部・分会長を徹底弾劾し「11月へ職場の仲間の決起を作り出す」と断固とした決意を述べた。
基調提起にたった全逓の青年労働者は「民営化絶対反対の闘いは、産別を越えた2千万青年労働者の闘いだ。現状を変える力は、労働者の団結した闘いの中にこそ有る。今こそ闘う労働組合を取り戻そう。労働者の党を作ろう!11月1万人結集を絶対に実現しよう!」との力強い提起を行なった。
これを受けて福祉労働者連帯ユニオンの青年労働者、医療福祉の青年労働者、東交の青年労働者東京西部ユニオン、精研労組の仲間たちがこの間の職場闘争の報告と11月に向った熱い決意を語った。
全学連からは法大決戦のアピールが発せられた。最後に、決死の闘いの渦中にある双龍自動車労組と連帯する決議を満場一致で採択し、団結ガンバローで締めくくった。(杉橋)
(写真 11月集会に向けて「団結ガンバロー」)
7・29道州制反対! 青年労働者集会
7月29日、大阪市中之島中央公会堂において、「道州制絶対反対! 青年労働者集会」が開催された。5人の自治体や民間の青年労働者が呼びかけた今集会には、青年労働者を中心に125人が結集した。
基調報告では、「労働者階級の団結が一切を決める革命情勢が到来している。資本家どもの最後の延命策は道州制しかない。すべてを決めるのは労働組合をめぐる攻防だ」と参加者に投げかけられた。
各報告の中で、司会の奈良市従の女性労働者からは「3・6府庁前行動での豊中市職女性部の闘いが自分を変えるきっかけとなった。今回、組合執行部が呼びかけ人の肩書き問題で呼び出され、机をガンガン叩き恫喝してきたが、自分は一歩も譲らなかった」と活き活きと語られた。
今回の自由討論では、僕自身の立場からも発言をした。「現在、組合執行部をしているが、闘う労組を築けていない。その中には、自分が先頭に立ちきれないという弱さもある。組合役員になり役割も増え、逆に動けなくなってきた」ことなど現状を報告した。
参加者からは、「分岐を恐れずに、絶対反対で闘うことだ」最近顔を見る青年労働者は「ここの人たちは”絶対反対 絶対反対”と言っているけど、みんな悩みながらやっているというのがわかり、ここに集まっている人たちは信頼できると思いました」などの発言が続いた。
今回、初めて参加した職場労組執行部の仲間は、「私には難しかったです」と後日感想を語ってくれたが、ともに起ちあがってくれる仲間を職場にも作っていきたい。
集会決議では、「11月集会への1万人決起と法大暴処法弾圧の粉砕!」がみんなの拍手で採択された。 (三尾)
(写真 基調報告を確認しながら聞く集会参加者)
7・19関空闘争
抜けるような青空。泉州現地に地元の住民・労働者60名はじめ275名(昨年より5割増)が結集した。林立する四大産別などの旗と幟。動労千葉と三里塚現闘本部のそれらが一際目を引く。全学連旗も大きくはためく。どの顔も清々しい。
【戦争・改憲と民営化・労組破壊】との対決の下【道州制・民営化・労組破壊】攻撃との闘いが前進している。基調報告に立った泉州住民の会国賀事務局長は単独主催に至った経過報告をした後「今こそ闘う時だ」「闘って勝てる方針は【道州制粉砕!橋下打倒!】(7月25日、橋下と日本経団連御手洗が道州制推進で一致)にある。闘う部隊は住民と労働者だ。団結した力で無限の力を発揮しよう」と述べた。拍手が鳴り止まない。基調報告は圧倒的に支持された。
「住民の会の私たちも労働者だ。労働者として共に道州制を粉砕する。軍事空港化を許さない」「労働者の分断を許さない。この泉佐野が革命の火種を作っていく」「11月に万余の決起を作り出そう」等々。これら地元の諸発言にある労働者魂と「動労千葉反対!」や「労働者の思い上がり反対!」の主張が両立する筈がない。「空港絶対反対.農地死守.労農連帯」の三里塚闘争へのこの分断破壊策動にこそ労働者と農民への根底的な蔑視がある。これをどうして許せようか。この怒りが泉州住民の会単独主催での「真に闘う関空闘争」を実現させたのだ。
大きな拍手の中、発言に立った動労千葉の滝口さんは開口一番「泉州住民の会の声明を支持します」と厳然と述べ「三里塚と動労千葉は車の両輪」「動労千葉はこの現状を克服するために全力を尽くす」とその決意を鮮明に表明した。
動労千葉解体に与みし、労働者や労働者兵士への不信と蔑視を組織する「自衛官悩み事相談センター」=自衛官救済運動からは団結は生まれない。
新生「労働者兵士行動委員会」は「Rise自衛官との団結は職場の団結から始まる」の幟を7・5三里塚(前号で報告)と関空に断固として立てた。
現下の1047名解雇撤回闘争=動労千葉労働運動の原点である「絶対反対」こそ、動労千葉が三里塚の闘いで掴んだものだ。
階級的不正義への絶対反対とそこでの団結が動労千葉の分離独立とその後の激闘を勝利し続け、今や世界の階級的労働運動を牽引している。
労農連帯の国際的展望も眼前にある。四大産別・国鉄決戦を切っ先に職場生産点で勝負し、動労千葉派=11月派の強力な前進を作り出していこう。 11月1万人大結集で労働者兵士との対決・合流の展望を闘い取ろう! (岐部)
(写真 闘って勝てる方針は【道州制粉砕!橋下打倒!】だと宣言する国賀事務局長
)
11月集会 1万人大結集で労農兵ソビエトの国際的展望を勝ち取ろう!
8・5~6ヒロシマ大行動
【8・5産別交流集会】 早朝、車2台で一路広島へ。現地で鉄路組や東京の事務局と合流。九つの産別交流集会の内、先発の事務局4名の内1名は教労、他の3名の労働者は医療・福祉、合同労組の交流集会に参加した。実践の報告と教訓の共有の意義は大きい。
【青年労働者集会】
夕方からは同じ東区民センターで青年労働者交流集会。570名の労働者・学生が結集した。不起立を闘う教育労働者河原井純子さんは「昨日の青年労働者集会で大きなエネルギーをもらった。『君が代』解雇は阻めると確信した」と翌日の大集会で述べた。
動労千葉、動労西日本、国労はじめ各地の青年労働者の決意表明は青年の決起と労働組合での団結の重要性を核心的に突き出し会場全体を奮い立たせた。
大恐慌時代に道州制・民営化絶対反対で団結して闘うという確信と職場生産点の闘いの実践がオバマ賛美の大反動を根本の所で吹き飛ばした。11月集会への大組織戦がここからもスタートした。
【麻生の来広・祈念式典出席弾劾の直撃デモ】
6日、7時過ぎから東千田公園で決起集会。昨年より更に増えて550名が決起した。デモ隊は途中で原発推進の中国電力を糾弾し元安川沿いを進んだ。
8月1日、秋葉広島市長が「式典の時間帯でのアピールを絞れ」と異例の不当な圧力。
しかし、原爆投下時刻の8時15分に対岸の平和公園の式典会場に向かって核武装論者麻生に弾劾の声を大音量で叩きつけた。秋葉市長はじめ原水禁、日本共産党などのオバマ幻想・オバマ賛美が田母神「核武装講演会」をヒロシマに呼び込んでいるのだ。戦争への水先案内人である体制内指導部と徹底対決・打倒し前進していこう。
【8・6 大行動】
「被爆64周年8・6ヒロシマ大行動」の集会が広島県立総合体育館小アリーナで全国から1800名が参加した。基調提起は広島県労組交流センター。「秋葉市長、日本共産党、既成原水禁のオバマ賛美と北朝鮮への排外主義の扇動、田母神講演会などの『ヒロシマつぶし』と対決し労働者の国際的団結で核と戦争を廃絶し、労働者が主人公となる時代を切り開こう」「道州制は公務員労働者を《反戦運動の担い手》から《戦争の担い手》につくり変える攻撃。闘う労働組合を再生し、反戦反核の中軸になろう」と訴えた。(榎本)
【田母神講演弾劾行動】(P6・7参照)
8・9ナガサキ闘争
8月8日長崎の地で、(8・6広島~8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会が主催する、)反戦反核労働者集会を行いました。
ILWUローカル34のホアン・デルポソさんを始め、広島から引き続き参加してくれた闘う仲間、九州現地で闘う仲間の発言によって、“核廃絶はオバマではなく労働者の国際連帯でこそ実現できる”ということを確信することができました。私は集会最後の発言者として「世の中を変えることができるのは、私たち11月派、動労千葉派だけだ。労働組合の体制内指導部を現場労働者の団結の力で打倒して、11月1万人結集を実現しよう」と訴えました。
そして翌9日には、麻生首相の出席する記念式典を徹底弾劾するデモを行いました。私たちは「麻生は長崎から出ていけ!」「オバマ賛美を許さないぞ!」という怒りの声を式典会場に向かって叩きつけ、“核も戦争もない社会を築くことができるのはわれわれ労働者だ”ということを強烈に自覚できる、熱いデモンストレーションを貫徹することができました。(福岡・根本)
戦後50年を問う8・15闘争が爆発!
8・15朝、220人の労働者・学生が法政大正門前に結集し、閣僚の靖国神社参拝阻止!靖国参拝弾劾!改憲・朝鮮侵略戦争阻止!麻生政権打倒!民主党もだめだ!法制大暴処法弾圧粉砕!労働者の国際連帯の力で革命を!のデモがたたきつけられた。権力・右翼の妨害をはねのけ、労働者・学生の団結した闘いで日米帝の朝鮮侵略戦争を阻止するぞ!と国際連帯闘争を闘いぬきました。
午後の戦後50年を問う8・15労働者・市民の集いは、参加した790人が、国鉄1047名闘争の勝利、裁判員制度廃止・改憲決戦勝利、道州制・民営化決戦勝利の展望をつかんだ集会でした。朝のデモに続き 韓国・民主労総ソウル地域本部副本部長のチョ・ヒョノさんと組織部長のチョ・ジョンミさんが特別報告で双龍(サンヨン)自動車労組の約600名が死をも覚悟して闘った「整理解雇撤回・総雇用」要求の77日間に及ぶ工場占拠闘争の報告が行われた。
ビデオ上映では、警察権力の暴力と激突するサンヨン労働者、右翼の暴力に屈せず闘う家族、工場占拠を支援するために結集した多くの労働者たちの不屈の闘いに感動すると同時に、資本の解雇攻撃を国家暴力で支援するイミョンバク政権への怒りを抑えることができませんでした。
「労働者弾圧と解雇攻撃に労働者が勝利するには、現場の労働者の団結である。これは全世界の労働者の共通の課題だ」(チョ・ヒョノ)。そうです。11・1労働者集会に世界中から闘う労働者1万人結集を実現し、4大産別を先頭にサンヨン労働者の闘いを引きつごう! (杉橋)
(写真 世界の労働者人民を代表して麻生とオバマを弾劾するヒロシマ早朝デモ)
(写真 九州の労働者・学生を先頭に、デモ隊は麻生が出席した祈念式典会場に肉迫し徹底糾弾、さらに炎天下の長崎の街を進撃した)
(写真 青年労働者と学生を先頭に、右翼の敵対をはね飛ばして飯田橋駅前を進むデモ隊)
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投稿 自衛隊の募兵活動の強化 (上) 岐部
《大恐慌下の米軍募兵》
米軍は01年開始のアフガニスタン戦争とその後のイラク戦争で疲弊し崩壊的状況にある。58%が「アフガン戦争で勝利はない」(インデイペンデント紙の世論調査)と断言している中、オバマは米軍のタリバン掃討作戦の無差別爆撃で住民の大量虐殺を行わせている。8月5日の西部ファラ州への空爆で140人を虐殺。その内95人が子どもだ。絶対に許せない。
その反面、侵略占領に対する民族解放闘争・革命戦争は永続的に激化している。「米軍13万人」のみが駐留するイラクでは8月19日、バグダッド官庁街が攻撃され95人が死亡し526人が負傷。
このような状況の中、ゲーツ国防長官は7月20日の記者会見で「陸軍は部隊展開能力の危機に直面している」と表明した。
ところが、逆に米軍への志願者は増加している。米国防総省が公表した08年10月~09年3月の採用状況によると、海軍と空軍は採用目標の100%。戦傷死の多い陸軍と海兵隊がそれぞれ105%と114%の超過達成となっている。
これらは世界大恐慌下、労働者階級が生きていけない現実を最大の水路にした新自由主義攻撃下の募兵の結果である。
《自衛隊への志願の増加》
自衛隊も戦後初の戦地派兵で一時、減った志願者がこの間、一気に増加している。
自衛隊でも、米軍と同様に新自由主義攻撃下の募兵が推進されている。この「経済的徴兵制」の現状についてレポートしたい。
主に大学新卒予定者を対象にした自衛隊の一般曹候補生試験(曹は下士官)が今年から5月と9月の年2回に、そして、この間3~4倍だった倍率が今年5月の一次試験では約20倍になっている。 他方、自衛隊が陸・海・空の二士(一般応募の新兵)の志願理由を調査した07年度版の内部資料でも、経済的理由による青年の入隊実態が明らかだ。その1位は「自分の能力や適性が生かせる」(24・4%)2位は「他に適当な就職がない」(14・6%)「国の防衛」は6・6%だ。
「能力や適性」を生かす為の職種を希望しても求人がない。だから39%(1位2位の合計の) が敢えて軍隊である自衛隊を選択せざるをえない。 2千万青年労働者はこのような現実に生きているのだ。(続く)
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民主党・連合政権・田母神反革命粉砕し、11・1労働者集会へ
自民党支配の歴史的大崩壊
7.12都議選、8.30総選挙は、世界大恐慌の本格化のもとで長きにわたる自民党支配・労働者支配の根底的歴史的崩壊を突き出した。それはまさに、大恐慌下で虐げられてきた労働者階級の鬱積した不満と怒りが自民党に向かって大爆発し、自民党支配を根底的に突き崩したのである。自公によるインチキな政治支配もろとも打倒した。 それは戦後の日帝ブルジョアジーの「議会制民主主義」による階級支配・労働者支配の在り方が、根本から大崩壊したことを意味する。
この怒りとは新自由主義攻撃に対する労働者階級の積年の憤激である。自民党がどんなにあがいても再浮上はありえないし、労働者階級が絶対に許さない。
それでは、民主党がこれに取って代わることができるのか。絶対に否である。なぜなら、民主党・連合は道州制推進である。そして四・四派である。彼らはますます道州制―民営化・労組破壊攻撃、三六〇万公務員首切り、一○四七名闘争解体の最先兵となってゆくことは不可避であり、労働者階級が絶対に許さないからだ。
今後、民主党をはじめどのような政権が登場しようとも、世界大恐慌の本格化のもとで資本主義の危機はより極限化し、社会のあらゆる矛盾が大爆発していく。戦争か革命かをめぐる巨大な大流動と分岐。革命と反革命の激突情勢の到来である。あらゆる勢力がこれまでどうりではやってゆけない。まさに革命情勢であり、階級対階級の大激突情勢に完全に入ったのだ。 いまこそ爆発する労働者・民衆の積年の憤激を資本主義の打倒にむけた階級的団結に転化しよう!
このような情勢だからこそ田母神のような反革命ファシストがブルジョア支配階級の危機乗り切りの凶悪な先兵として登場してくるのである。核武装・改憲を扇動し、対北朝鮮・中国への排外主義を叫び、団結破壊と侵略戦争態勢を暴力的に推進してくる。そんなものは労働者の階級的団結の力で断固粉砕あるのみだ! 今こそ職場と街頭でとことん組織し、10.11三里塚―11.1全国労働者集会一万人結集へ断固として突き進もう!
「つくる会」・田母神・山田区長を徹底粉砕!
7月12日、都議選投票日。東京・杉並では大恐慌と戦争情勢と対決し、田母神講演会粉砕・「つくる会」教科書採択反対の労働者集会とデモ、そして阿佐ヶ谷駅頭街宣を闘いとり、翌13日には田母神講演会場直近の荻窪駅頭で、田母神講演会粉砕・「つくる会」教科書採択阻止の四時間にわたる大街宣をやりぬいた。18日には産業商工会館で8.6―8.9に向けた反戦・反核東京集会が開催された。「ドルが破綻した今、核に頼るしかない。だからオバマ演説なのだ」「核による支配」「核による労働者分断」こそ帝国主義支配の要であり、スターリン主義の反革命と破綻があること、これに対置すべきは反戦運動を内包した階級的労働運動であること、労働者の国際的・階級的団結の力こそが核による帝国主義の世界支配を根底から覆し、プロレタリア革命をたぐりよせる力だということを鮮明にさせた。そして8.6―8.9への総決起を誓った。
8月10日、田母神が再び講演と称して杉並にやってきた。それは12日、杉並区での中学歴史・公民教科書に「つくる会」教科書を採択させるための「右翼決起集会」だ。12日、杉並区役所前は、朝10時から採択を断固、阻止するために集まった労働者・区民と「つくる会」派・右翼ファシストどもとの力対力の騒然たる激突の場となった。
山田区長は、公安警察に守られ、庁舎内にはバリケードを築き「つくる会」派を導き入れ、「つくる会」教科書の採択をもくろんだ。これに対し北島邦彦区議を先頭に参加者が次々とマイクを取り「山田区長や横浜市長・中田宏のように、資本との癒着と腐敗にまみれ、労働者の怒りの的になっている連中が『つくる会』教科書と道州制を導入しようとしている!労働者の団結でぶっ飛ばそう!」と徹底弾劾をたたきつけた。右翼の敵対に一歩も引かない、断固として対決する。右翼の目の前で採択阻止の署名をする人、右翼に食ってかかる人が何人も現れた。結果は、「つくる会」の歴史教科書(扶桑社版)は採択されたが「つくる会」公民教科書の採択は阻止した。
戦争教育は阻止できる。それは教育労働者の団結の中にある。労働者階級の階級的・国際的団結こそが一切の回答だ! 4大産別決戦の爆発で11月一万人結集へ徹底的に組織しよう!
オバマ演説の実態
オバマのプラハ演説の実態は、「平和への前進」とは全く逆のものだ。実際問題、6月29日、オバマ政権発足後初めてICBM「ミニットマンⅢ」の発射実験を実施した。そして8月7日には、ミサイルや爆撃機による世界全域への核攻撃を統合する新軍団「グローバル(地球規模)戦略攻撃軍団」が発足した。米空軍が新軍団を創設するのは28年ぶりのことだ。これまで別々の指揮系統にあった地上発射型の大陸間弾道弾(ICBM )と、B52、B2といった戦略爆撃機による核攻撃を一括して指揮する拠点として設けられた。式典に参加した空軍長官は「我々の核攻撃態勢の再生にとって画期的なできごとになる」と語っている。
8月6日米国防省は、従来の「バンカー・バスター(地下貫通型爆弾)」の十倍の威力を持つ超大型爆弾の製造を急ぐための費用を予算に盛り込むよう議会に要請したことを明らかにした。これだけ見てもオバマ演説がいかに「核廃絶」とはかけ離れているか明らかではないか。大恐慌下で大国間の利害が激しく衝突する中、崩壊するアメリカ帝国主義の世界支配の危機を、核による新たな軍事・外交戦略で突破しようとする「核拡散阻止」と銘打った「核独占戦略」と「核戦争宣言」だ。この戦略のもとに侵略戦争を継続するということだ。絶対に許してはならない。
田母神ファシスト運動許すな!
「今のままでは、国家が左傾化して国家が衰退体制するだけだ」「日本は唯一の被爆国だから核武装するべきではない、というのは論理がおかしい。日本は唯一の被爆国だから、三度目の核攻撃を受けないためにも核武装するべきだ」「有事に敵地攻撃ができるようにするには、まず、『専守防衛』という馬鹿な(ママ)考え方を捨てるべきだ」「民主党が政権を取っても半年で潰れると思います。自民党も民主党も潰れていただいて、保守合同で強力な保守政党ができない限り、日本は本当にダメになる」
まさに「持たざる国」日帝支配階級の絶望的悲鳴が聞こえてくるではないか。田母神の基本的主張は①日本が侵略国家だったというのは濡れ衣、②集団的自衛権の行使と憲法の改正、③安保に依拠せぬ核武装を軸とした自主国防である。「つくる会」と一体となって北朝鮮侵略戦争とそのための戦争態勢の構築の必要性を全国をまわって扇動している。まさに反革命ファシスト運動である。
大恐慌と自公政権の崩壊は、階級支配の崩壊と大流動情勢への突入だ。。
田母神ファシスト運動の狙いは、労働者の階級意識を解体し、団結破壊と侵略戦争への動員である。まさに没落せる日帝支配階級による道州制攻撃と一体だ!断固粉砕あるのみだ!情勢は圧倒的に動労千葉派に有利である。労働者の階級的・国際的団結にかけきって一切の体制内派の策動を粉砕し、11.1労働者集会一万人結集へ突き進もう!(事務局)
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掲示板 反戦運動を労働運動の中で
RISEの創刊と「労働者・兵士ともに起ちあがろう!」のスローガンにこめられた、無限の可能性にわくわくする思いです!反戦運動は本来、市民運動だけのものではなく、むしろ労働運動の中で取り組まれたとたん、爆発的な広がりをもつものだと思います。七月にサンフランシスコで行われた国際労働者会議で、シンディー・シーハンさんが「問題は階級闘争です。搾取する階級と搾取される階級の問題なのです。労働組合に属していようがいまいが、社会正義をめざしていようが、平和運動をやっていようが、搾取されている階級として団結すべきなのです。」と発言していました。まさに、ここに示されていると思います。階級として、団結しましょう!(東京会員・I)
十一月一万人で兵士と合流を
資本主義と自民党支配の崩壊が劇的に進行しています。労働者が団結し資本主義を打倒する時代に恐怖し、田母神・前空幕長は核武装を掲げて登場してきました。
資本家政府の治安出動を、兵士が拒否し労働者との合流を実現する時代です。
自衛隊兵士の労働者への合流の原点は、七〇年安保・沖縄闘争という労働者階級の資本主義社会を根底から変革する決起が、「軍服を着た労働者」である兵士の階級性を覚醒させ、兵舎の分断を乗り越え実現したことです。
日本の労働者階級は、労働運動絶滅と改憲攻撃の国鉄分割民営化に勝利した動労千葉労働運動をしっかりと手にしています。〇九年十一月労働者集会に動労千葉を先頭に資本主義を打ち倒す労働者階級の大隊列を登場させ、労働者と兵士の合流を実現しましょう!(会員東京西部 T・M)
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声
「食えない青年は軍隊へ」
七月ニ五、二六日、高円寺駅前で、自衛隊東京地方協力本部、高円寺募集案内所による自衛隊募集キャンペーンが行われた。「食えない青年は軍隊へ」とばかりに自衛隊が駅で街頭宣伝を行ったのである。体験入隊と称するテントを張り、高機動車を乗り入れ、人命救助セット展示説明、鉄帽及び防弾チョッキ試着、パネル展示。さらに抽選で海上自衛隊護衛艦「体験航海チケット」が当たりますと看板を出し、数人が体験航海へと印刷された団扇を配っている。迷彩服の登場で、周囲は戦時下を感じさせる異様な雰囲気だった。これまでのあり方を超えるエスカレーションだ。私たちも炎天下、自衛隊のソマリア沖派兵と海賊新法を徹底弾劾する街頭宣伝を行った。そして、「生きさせろ」の青年労働者の闘いを大きくしていこうと思いました。(杉並・鍛冶)
十一月一万人決起を!
資本による支配のもとでは、労働者は利益を生みだす道具としか扱われません。大恐慌ではこの本質はより露骨になっています。今までの資本の側の「譲歩」をすべて取払い、残るのは直接的な暴力支配しかありません。
大恐慌下すでにイラク・アフガン侵略戦争に突入し、絶対服従を強制する隊内でも矛盾はより極端に現れる。自殺や上官に対する反抗。自然発生的な集団的反乱が労働者階級の反乱に先行する可能性が高いのは歴史が示しているとおりです。
米軍内でも、自衛隊内においても、すでに、そうした条件が日々、成熟する情勢下にあります。 七十七日間の工場占拠を権力・資本の暴力的弾圧と真っ向から激突し、貫徹したた韓国・双龍(サンヨン)自動車の労働者は獄中からも団結を呼びかけている。このサンヨン労働者との国際的団結で、。十一月一万人決起をなんとしても実現しよう!(東京会員・S)