11・6全国労働者集会へのビラ

 

11・6全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進が、東京・日比谷野外音楽堂に全国から2200人の労働者人民が結集して開かれました。ウクライナ戦争が泥沼化・長期化し、日米帝国主義は「台湾有事」を口実に中国への侵略戦争を構えています。世界戦争・核戦争の危機に労働者人民がどう立ち向かうのかが鋭く問われる中で集会は開かれました。私たち労働者兵士行動委員会は、参加者に下記ビラを配りました。

■2022・11・6 「Rise」ビラPDFはこちらをクリック☞

世界核戦争を国際反戦闘争で阻止しよう

 戦術核の使用が当たり前のように公言される時代になっている。そこまで帝国主義とスターリン主義の戦後世界体制の崩壊が末期に至っていることを示している。
 ロシアの「核戦略ドクトリン」は核の先制攻撃を認め、プーチンは核攻撃を公言して憚らない。ゼレンスキーはNATOにロシアへの核の先制攻撃を要求した。そして米バイデンは27日、NPR(核態勢見直し)で核を国家の最優先事項とし、核の先制攻撃を排除しないことを発表した。これらはウクライナ戦争の長期化と泥沼化の先に核の先制攻撃の危険性が限りなく高まっていることを示している。それは第三次世界核戦争である。何としても労働者階級人民の国際反戦闘争の爆発と国際連帯の強化で阻止しなければならない。そしてそれは可能だ。なぜなら労働者階級人民には世界戦争の危機を革命に転化する実力がある。

今こそ反帝国主義・反スターリン主義世界革命を!

 世界の人口の中で一握りの 勢力でしかない支配階級が「国家・国益・国民」を守るというペテンのもとで膨大な人民を虐殺するのが戦争である。資本家の利益を貪るための殺し合いに動員されるのがその国の兵士と労働者民衆だ。ウクライナ戦争はロシア・ウクライナ双方が「国家の利益を守る」として長期化し、米欧が加担することで泥沼化し、核戦争の危機を高めている。
 戦争は革命によってしか阻止できない。世界戦争はプロレタリア世界革命によってしか阻止できない。そして革命は、侵略戦争を内乱に転化する戦いによってしか勝利しない。 内乱は労動者階級人民の実力闘争である。資本主義に労働強化と非正規化で強搾取されているすべての労働者は国籍・民族・人種を超えた被抑圧階級として世界で唯一、単一の階級である。だから国境や民族・人種を超えて国際的に団結し、世界の労働者と熱い連帯の握手ができるのである。それが労働者階級人民―プロレタリアートだ! 
 労働者階級の自己解放をかけたプロレタリア世界革命は、戦後世界を支配し世界核戦争の危機にまで行きついている米欧帝国主義と旧スターリン主義・ロシア、残存スターリン主義・中国を打倒することによってしか勝利できない。それが反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命である!

職場からの反戦闘争で中国侵略戦争を阻止しよう

 実力闘争は職場・地域の反戦政治闘争で培い、養うことができる。階級的労働運動を職場に復権させるチャンスだ!職場から国際反戦闘争を組織し、侵略戦争を阻止しよう!

 

日・米・韓 軍事体制の強化を阻止しよう!
 
 米帝と韓国・尹錫悦政権は北朝鮮のミサイル発射を口実にB1B核戦略爆撃機も投入した黄海、東中国海、日本海で大規模軍事演習を繰り返している。日本海では日米韓の対潜水艦作戦の共同軍事演習が実施された。本日、海自の国際観艦式へ韓国軍が7年ぶりに参加している。尹錫悦政権は、文在寅前政権が2019年に破棄を通告した日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の運用協議を開始するなど、日米韓軍事体制の強化へ動きだしている。これらの動きの根底にあるのが台湾有事―米中戦争に備えた対中国(ロシア)軍事態勢の強化だ。岸田政権や尹錫悦政権は米中戦争に参戦し、世界の労働者民衆を世界核戦争という地獄の道に引きずりこもうとしている。労働者は戦争動員を拒否し、侵略戦争と世界核戦争を断固、阻止しよう!兵士は侵略戦争の銃を握るな!侵略戦争への出動命令を拒否せよ!兵士は国際反戦闘争への治安出動命令を拒否せよ!
 世界の労働者は国際連帯を強化し、自国政府の侵略戦争を内乱に転化し、打倒しよう! 兵士は労働者と団結し、ともに闘おう!

大軍拡と戦争に突進する岸田を倒そう!

 岸田政権は安保3文書の改定とともに陸海空3自衛隊の運用を一元的に統制する「統合司令部」と作戦を指揮する「統合司令官」を2024年に新設する。目的は、台湾有事―中国侵略戦争を見据えた日米帝国主義の対中軍事戦略のすり合わせや、最前線での米軍との作戦指揮の一体化だ。自衛隊法も改悪する。改定安保3文書に盛り込む。
 現行制度では3自衛隊を統合して動かす組織は「統合幕僚監部」の運用部門だ。これらが3自衛隊に個別に指示・命令を下していた。戦時下の統合命令・統合指揮体制への転換だ。防衛省はバラバラであった日米の武器・弾薬・情報通信機器、IT兵器などの日米一体化を進め、米軍との一体化と有事におけ武器弾薬の補給を可能とする基盤整備を推進してきた。今回、米軍との軍事戦略と作戦指揮をとる統合司令部と統合指揮官体制の新設は世界戦争への参戦を意味する。情勢はそこまで来ている。米日帝国主義の中国侵略戦争を阻止し、改憲と大軍拡―侵略戦争国家体制に突進する岸田政権を労働者民衆の怒りと実力で打倒しよう!                         

                                                                                            2022年11月6日